茅ヶ崎に風が吹いてる。

錆び錆びのボロボロ。24年物の沈没船ダックス号は果たして復活するのか。

18のときだからもう24年前か。免許取ってすぐに買ったのが、この「ホンダ ダックス」っていう原付バイク。70年代の再販モデルだけど、それだってもうクラシックだな。

とにかくこの間の抜けたスタイルが好きで、今日までずっと愛してきたすげえカワイイやつ。数年前に「Kawasaki 250TR」を買ってからはほとんど乗ってなかったけど、今でもこいつが一番カッコイイと思ってるよ。

▲ これは10年くらい前かな。前の家の庭。バリバリ通勤に使ってた。

▲ このときですでに10年くらい乗ってたんだな。俺も若え。

だけどここ数年なんだかんだ忙しくて、雨風潮風にさらしてたら、ボロッボロになっちゃっててね。

さすがにそろそろ処分するかな〜なんて思うんだけど、どうしても踏ん切りがつかない。

直したって毎日乗るわけじゃない。

必要かって聞かれればそれほどでもない。

いや、でも俺こいつ好きだわー。捨てらんねえわー。

ママちゃん「直したらー?」

そうだな!

ってなことで、ちょうど、都内でガレージやってスケートばっかして楽しんでる中学の同級生・ゴスケが声をかけてくれたので、彼に頼むことにしたんだ。

▲ ゴスケに頼んでからシートを開けてみたら、想像以上に錆びてるガビーン!大丈夫かこれ?粉ふいてるぞ。

▲ 海が近いのでチェーンもガビガビガビーン。

▲ 塗装もボロボロ剥げて錆びてんね。ゴメンよダックスくん。

▲ 工具を持ってきてあれこれチェックしてもらった結果、そうとう重体だって判明したので、ゴスケの『ガレージ沢平』に入院することに。

ぶっちゃけ、その辺のオートバイ屋さんに持ち込んでもサジを投げられるレベルの重体っぷりだったらしい。うん、俺でもわかるヒドさだもんな。タイヤもホイールもチェーンもギアもなんもかんも、沈没船から引き揚げたみたいな状態だもの。大丈夫なのかこれ?

▲ ガレージ沢平にて。さっそく分解していく。写真はゴスケ提供。

▲ 半分水に浸かったような状態だったらしい笑。

▲ まさに沈没船やないか。

▲ コイルも錆び錆び。

▲ ホイールもボロボロ。

これ、ふつうのバイク屋さんに持っていっても、直せないことはないだろうけど、部品探したり、不具合箇所を相談したり、時間やお金を考えても、労力が甚大で、現実的じゃないと思うんだ。新車買ったほうがいいんじゃないの?っていう具合にさ(ダックスは廃版だけど)。

さてさて、おいらの沈没船ダックス号は、はたして復活するのか。ゴスケ頼んだ!

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