my365というiPhoneアプリが出たのをきっかけにInstagramを久しぶりに復活させてみたところ、昨年末には1/365gramというInstagramとmy365を合体させたようなwebサービスがリリースされていたり、MacでInstagramを見ることができるサービスもあったりと、写真共有サービスがいろいろと楽しくなってきているのでまとめてみます。
2010年10月リリースのiPhoneアプリ。言わずと知れた写真を軸としたソーシャルメディア。iPhoneで撮影した写真を簡単に投稿して共有できる。特徴はシンプルな操作で誰でも簡単にアーティスティックな写真を仕上げられること。「すごく綺麗!」と感じた絶景を撮影しても、あとで見てみると平凡な写真になっていることが多いものだが、Instagramは日常の平凡なワンシーンを印象的なものに変えてくれる。サイト設計・機能・操作のすべてがシンプルで使いやすく、モバイルツールとしても秀逸。
my365
2011年10月リリースのiPhoneアプリ。1日1枚の写真をカレンダーに残す思い出の共有を軸としたサービス。「素敵な写真を撮って他人と共有したい」というInstagramとは違い、自分の人生を写真で記録していくという個人的な要素が強い。
僕が大好きな『SMOKE』という映画の主人公が毎朝同じ時刻に同じ場所で(ブルックリンのタバコ屋の前のストリート)写真を撮るというライフログ的なことをやっていて、その何年分もの写真の中に様々なドラマが隠されていた、というエピソードを思い出した。その日を象徴する写真を1枚に限定して残すというのはいいアイデアだと思う。
たくさんの人の素敵な写真に触れながら、自分の写真をカッコよく見てもらえるInstagramは素晴らしいけど、1枚の写真で日記をつけるように過去をログしていくmy365も魅力的である。だけど両方を使うのは面倒だし、Facebookだってあるし、統合してくれたらいちばんいいのになあ……。
などと思っていたら、こんなサービスがありました。
1/365gram
2011年12月リリース。これはまさに
Instagram + my365 = 1/365gram
とでも言うべきwebサービスで、Instagramにある写真をカレンダー形式で見られるというものです。スバラシイ!
だけど完全にイコールではないので整理。
●特別な日だけをまとめておくことができる
Dayコレクションという機能を使えば、特別な日を登録しておくことができます。iPhotoのイベントみたいなものでしょうか。ディズニーランドに行った日だとか、誕生日パーティの日だとか、入学式の日だとか、イベントではなく日付でまとめておくことができます。
●1日の写真が1枚ではない
Instagramを使っているので当然ですが、1日に何枚も写真をアップしていれば、それが全部その日のカレンダーに(アニメーションで)表示されます。ここは微妙なところ。写真を軸に考えれば複数枚の写真を閲覧できるのは便利だが、その日をログするという思い出を軸に考えるとやはり1枚のほうがいい。1日1枚のキー写真を設定できればベストですね。
●過去の日付に投稿できない
my365なら「昨日の夕飯をアップしておくの忘れた〜」なんてときでも日付を指定して写真を置くことができますが、それができない。あくまでもその日にInstagramにアップした写真を表示するというwebサービスなので、忙しくて毎日アップするのを忘れがちだという人には、やはりライフログ的な使い方は向いていないようです。
まとめ
結論から言えば、僕はInstagramを主軸にfacebookやTwitterでも共有するという従来の使い方をしながら、1/365gramで自分のログを見て楽しみたいと思います。
Instagramは「ステキな写真を共有」で、my365は「写真で一日を記録」と用途が違うので、人それぞれですね。
ともあれまだまだ写真共有関連も新しいサービスがどんどん出てきそうなので楽しみですね。次回は昨日ようやく招待状が届いたPinterestについて。
おまけ
●Webstagram(MacやPCでInstagramを見られるWebサービス)
●PCから『Instagram』をもっと楽しむためのWebサービス25個まとめ
●1/365gram−オシャレなカレンダー感覚で思い出の写真を振り返ろう!instagramの写真をカレンダー形式で閲覧できるWebサービス