十八年越しの恋が実った。
若い頃、欲しくてたまらなかったクラムシェル型の初代iBookをヤフオクでゲットしたんだ。
今から二十年ほど前。Appleに復帰したばかりのジョブズが世界を熱狂させたトランスルーセントのiMacを、そのまんまラップトップにしてしまったポップなデザイン。iMac to go.
▲ いまだかつてこんなおもちゃみたいなコンピュータがあっただろうか。否。かつてもこれからも。
▲ かつてはバッテリー取り外し可能だったAppleのラップトップ。
▲ バッテリーはもう死んでるので、アダプターに繋いで使う。
▲ インストールされたOSは10.1だった。OS Xの黎明期だね。
▲ 汚れやすいけどこのトランスルーセントのキーが好きだったなあ。
▲ この時代のMacを知ってる人は、デスクトップを見るだけでタイムスリップできるだろう。
▲ iTunesのアイコンはこんなんだったんだぜ。
まだSafariがなくてInternet Explorerの時代。
▲ iTunesもこんなんだった。CD取り込んだら、自分でアーティスト名や曲名を入力したっけ。
▲ せっかくなのでザ・クロマニヨンズのニューアルバムを取り込んでみる。
▲ 1999年発売のiBook G3(クラムシェル)と、若い頃愛用していた後継機のiBook G3(左上)、それから最新のMacBook 12インチ(右下)。
デザインはどんどんエレガントに洗練されてきたけど、ポップなあの頃も素敵だ。
▲ MacBook 12インチをこのiBookの中に入れられないかな?
筐体がクラムシェルで中身がMacBookなら最高なんだけど。誰かやってくれる人いないかしら。
▲ iPad Proを入れるってのもおもしろいかもね。……と思ったら、これはやってる人いたわ。
▲ わが家にある歴代のMacを集めてみた。他にお風呂用のMacBook Airと、ママ用のiMacもある。
▲ この持ち手がカワイイんだよな。まさにキャッチコピーにあった「iMac to go」。
ひととおり遊んでみたけど、もちろんスペック的に仕事や作業に使うのは厳しい。
こいつはもう、家にあるだけで、目につくところに置いてあるだけで、それでいい。おっさんになった俺の心が、十八年前と同じくらい躍っちゃうんだから。
とくにやることもないので、iTunesに取り込んだCDを聴いてみる。小さなスピーカーから流れ出る、割れた音のクロマニヨンズが心地いい。あの頃だからハイロウズのほうがしっくりくるかもしれない。
こうやってデスクに置きっぱなしになりそう。あとで激落ちくんで綺麗にしようっと。
今はもっと憧れてたあの黒いPower Book G3を探してるんだ。