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「夏の平日に大人だけで海辺の素敵なキャンプ場に集まろうぜ!」ってこと以外は何も決めずに決行した夏合宿。

あえて何も決めずにコントロールを放棄することが吉と出るか凶と出るか、流れに身をまかせることで特性の異なるみんなが化学反応を生んでくれることを期待してたんだけど、やっぱり思ったよりたくさんの学びや気づきがあったので、ちょっとまとめておくね。

「大人の合宿すんげー貴重な体験だぜー!!!」というお話。

「泊まり=時間がある」というのがとてつもなく大きい

仲間っていっても忙しい大人の集まりだし、みんな住んでる場所も違うので、いつもは会ってもそんなにたくさん話したりできないんですよね。せいぜいお互いのやっていることや近況や価値観を確認したりして終わり。

ふだん基本的にはFBグループやSlackなどのオンラインツールでやり取りをしているけど、テキストで伝わることって本当にわずか。その先のメンタルブロックはなかなか壊れない。

でも二泊三日もあって、しかも全員同じコテージ泊ともなれば、目が覚めてから寝るまでずーっと一緒ですからね、どんどんどんどん話が膨らんで、ブロックも少しずつ外れて深くなっていくんです。

合宿ってそういうもんだろうけど、あえて「予定」を入れなかったのがここで功を奏したなあと思いました。

人里離れた大自然の力=パワースポット?

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あとは、もうとにかくロケーションが素晴らしすぎました。

ひとことでキャンプ場と言っても、深い森や山麓の広大な草原、レジャー施設のように小綺麗に管理された高規格なタイプなど、雰囲気や運営体質は様々です。

でもここは初めての所だったんだけど、

  • 梅雨どきのシーズン前で貸し切り状態
  • 海の目の前の絶好のロケーション
  • 奇跡の連日真夏の快晴

という3つの要素が重なったおかげで、みんな一瞬でいつもの日常という現実から「非日常」へワープできたはずです。

そこにいるだけで、青い海と荘厳なる景色を眺めているだけで、ゆるみますからね。ふだんあんなに深刻にとらえていた問題や課題だって、どーでもえーやないかーと感じられるもんです。

他人の視点をもらう旅

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けっきょく何やってたかっていうと、ひたすら語っていただけです。

海で遊びながら語り、BBQでうまいもん食いながら語り、ビールをガッパガッパ飲みながら語り、ときおり独りになって自分と語り

そうやってひたすら「誰かと語って」いると、自分の中からは決して生まれない「新しい視点」がもらえるんですね。

コーチングやコンサルのように「新しい視点」「別の選択肢」を得ることができるという意味では、はからずとも全行程がグループ・コーチングの場になっていたのかもしれませぬ。

ちなみに僕は、他人との共同生活にも慣れて、もう家に帰るという別の安堵も生まれつつあった最終日の朝に、大きな気づきと視点をもらって、殻が割れる小さなパッカーン音を心の奥にまた聞きました。その内容は別の機会に触れますが。

「非日常」がもたらすもの

強引にまとめると、

日常の雑務やしがらみから離れて、朝から晩まで大自然の中でイイ感じに力が抜けることで、ふだんなら気づけないこと・認められないこと・入ってこないことがすーっと取り込まれて、リフレッシュされた、という感じです。少なくとも僕は。

ただこの「リフレッシュされた」の度合が、日常における気づきや学びとは違う次元だってことを僕は声を大きくして言いたい!

でもたぶんこれ言葉じゃ伝わらないほうのやつです。体験・体感がなければ「ふーん( ̄▽ ̄)」じゃないかな。でも伝えたい!

で、いつも言うんだけど、こういう所へ行かないとなかなか味わえない「非日常の気づき」を、お金を払ってプロに任せることで得られるのが、いわゆるコーチングやコンサル・カウンセリングだったりします。

あらためて視野がクリアになってすんごいスッキリしたので、最終日には正直早く帰りたかったです。その美しく素晴らしい環境にずっといたいのではなく、早く日常に戻ってあれもしたいこれもしたい!という衝動のほうが強かった。

忙しない大人にはなかなかむずかしいかもしれないけど、こういう機会は本当に貴重です。

だから定番の「やっぱ我が家が一番だなあ」ってセリフは素晴らしいんですよ。

非日常を味わうことで、いつもの日常といつもの人たちと自分がすでに持っているものの素晴らしさに気づく。人はそのために旅に出るんじゃないでしょうか。

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