楽しくて気持ちよくて気づいたらやってしまうことが趣味であるならば、最近の僕の趣味は、__水泳と掃除である。

思えば死んだ親父も、幼少期に育ててくれた伯父も綺麗好きで、いつも掃除ばかりしていた。それに比べて僕はだらしなく、雑多な部屋のほうが心地よいタイプだったのだが、おっさんになるにつれて、部屋を綺麗にするのが楽しくなってきた。

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今年の夏にダイソンを新調してから、僕の掃除趣味はさらに加速した。それまで使っていた五年前のダイソンに比べて、めちゃくちゃ進化していたのだ。

吸引力も、軽さも、作動音も、ゴミ捨ての要領も、だいたいにおいて著しく改善されていて、アタッチメントも豊富になったので、一階、二階、玄関、トイレ、洗面室など、家全体を楽ちんにしっかり掃除できるようになった。

とくに吸引力の進化は素晴らしく、毛足の長いカーペットにダイソンを走らせると、猫の毛や埃、髪の毛などがこれでもかというくらいに取れる。カーペットというのはゴミを集めるためにあるのではないか、と苦笑してしまうほどだ。

ちなみに僕はダイソン公式オンラインストアで、お掃除ツール5点付属フロアドック付きのものを買ったんだけど、フロアドックがあるとほんと便利なのでオススメ。

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▲ IKEAのパペットがちょうど合ったのでノズルの先を隠してる。

ダイソンの掃除があまりに楽しいので、さらにシャークのスチームモップというのを買ってみた。ちょうどコストコで格安で見つけたのだ。

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その名の通り、スチームでフローリングを掃除するためのモップなのだが、実際に使ってみると、広告で謳っているほどの、いわゆる、__スチームでどんなしつこい汚れも落ちる!というような 効果はさほど感じられない。

他のスチームクリーナーにも言えるんだけど、スチームって見た目は派手だけど、だからといって高温でこびりついた汚れを落とすのにはけっこう時間がかかるし、それなら雑巾で力をこめたほうが早かったりもするのだ。

それよりも、このスチームモップのいいところは、__日常的に手軽に雑巾がけができる、というところだろう。

ダイソンや掃除機は、さっと手に取ってすぐに掃除をはじめられるが、さあ雑巾がけモップがけをしようとなると、バケツを出してきて、腰をかがめて床を拭いて、何度も雑巾を洗って絞って、と作業が多いので、なかなかやる気が起きない。でもこのスチームモップなら、本体に水を入れるだけで掃除がはじめられる。

だから、しつこい汚れを落とすためのものというよりは、日常的な水拭きモップとして、とても優れている。もちろんスチームの集中噴射などでしつこい汚れとも戦えるので、大掃除のときは使い倒してみようと思っている。

個人的にはウッドデッキの掃除がとても楽になったな。

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禅僧が毎朝境内を磨きあげるように、掃除にはこころをおちつける作用があるし、何かの汚れを落として綺麗にするという行為には、人間の本質的な快感と満足感があるのだろう、__とにかく、気持ちいいのだ。

昔は重労働だった掃除も、今やテクノロジーによって楽しくもなってきた。コロナもあって、自宅での暮らしを見直してみると、生きる半径がちょうどよく狭くなってるのを感じる。僕らは、情報化社会で、ちょっと視野が広くなりすぎた、グローバルになりすぎたんじゃないかな、なんて思ったりもして。

あと最近、一日一つ、家のなかの何かを磨くことにしてるよ。ピアノの鍵盤とか、カメラとか、靴とか、ワイングラスとか、鏡とか。日々、自分のまわりが輝いていくのは、やっぱり気持ちのいいもんだ。自分自身を、磨きあげてるのかもしれない。楽しんでね。

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▲ 毎日活躍する親父の掃除デュオ。

ダイソンは公式オンラインストアのほうがコスパ的にもオススメ。

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