八歳の長女と五歳の次女はしょっちゅうケンカをしてる。
おかしをくれないとか、3DSを貸してくれないとか、些細なことで言い合いになって、どっちかが泣いちゃってパパやママにたしなめられる。
と思ったら、彼女たちは猫みたいにじゃれあって笑いながら心底楽しそうに遊んでいたりもする。
僕はそんな二人を眺めながら、家族のシンクロ率とでもいうべきものに思いを馳せる。
一つ屋根の下に毎日生活している人間同士なのだから、虫の居所とかその日の調子だとかで、家族に対する態度や姿勢が変わってくるのは当然だ。
たとえばほとんどケンカもしない、仲良しの僕と家内の間にだって、シンクロ率の上下が存在する。
やっと訪れた平穏で自由な週末の夜。二人で好きな映画を観ながらお酒を呑んだり、ギターを弾いたりしているうちに、家族や将来の話に花が咲くこともあれば、お互いに無口でちっとも会話が弾まない日もある。
どちらかが疲れている場合もあるけど、そうじゃなくたって、どういうわけかわからないんだけど、空気が違うときがある。
家族で車に乗ってどこかへ出かけるときもそう。みんなが仲よく同じ話題で盛り上がる雰囲気もあれば、一切口を開かない変な空気が流れているときもある。
その原因を探りたい、というわけじゃない。血が繋がっているとはいえ、別々の人間なんだからいつも心が溶け合うはずはないものね。
だけどそういう、家族のシンクロ率というか、その日の風向きによって様相を変える家族の空気みたいなものの存在を、僕や家内が認識できていると、家族という舟の進み方もずいぶん違うんじゃないかな、なんてことを思ったのだ。
家族の誰かの不安や不機嫌で、いつの間にか空気が悪くなってしまったとしても、パパやママがそこをうまくコントロールできれば、いくつになったって、いつでも帰ってきたい港みたいな家庭が築けそうな気がする。
昨日観た映画もそうだったけど、どんな物語にだって家族は描かれてる。直接出てこなくても、主人公の苦悩の奥に家族の影があったりする。喜びや安心の根っこにも家族がいたりする。
ともあれ、ちょっと家族の顔を見てくるよ。CIAO!
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