家庭でも仕事場でも、他人と話をしているうちに、口論になることがあるだろう。
どれだけ仲が良くったって、同じ志を抱いて同じ方向を見ていたとしても、そこまでの道のりの描き方は人によって様々だから、意見がぶつかることはあるものだ。
家族や仕事の同僚などの、そういった大切な人たちとディスカッションをするときって、相手を論破するよりも、相手に言い負かされるほうが、じつは最終的に自分の意見が通ったりすることが多いんじゃないか、と、最近思うことがある。
僕も若い頃はそうだった。
人よりほんの少しだけ頭が速く回って、ほんの少しだけ弁が立つものだから、そこに若き自尊心と自己誇示欲がまとわりついて、最後に自分が相手を言い負かさなければ気がすまない頃もあった。
現実的には、そういう子どもみたいな大人はけっこうたくさんいる。
けれどたとえば、家人と将来のことについて話し合うとき、自分の意見を貫くよりも、家人の抱く理想を認めて、賛同して、その道筋に自分が乗った方が、最終的に僕の意見も相手に伝わるものだ。
たとえば僕は、条件が許すならば、たくさん引っ越しをしていろんなところに住みたいと思うタイプだが、家人はそうではなくて、ひとつの場所に根を張りたいと言う。
一見正反対な意見を持つ二人だけれど、自分の意見を貫くのをやめて、お互いが半歩ずつ歩み寄ると、わりと簡単に答えが出ることがある。
「ひとつの場所に根を張るっていいよね。だけど、一生の住処にするくらい大切な場所を選ぶのだから、いろんなところに住んで、僕らにとっていちばん大切なものは何なのか、僕らの幸せはどういうところにあるのかを、経験の中から知っていきたくないかい?」
大切なのは、自分の価値観や意見を貫くことではなくて、お互いが幸せになることなのに、口論はそれを忘れさせてしまう。
せっかく会社を良くしようと思ってディスカッションをしているのに、いつの間にか自分の意見を通すことに骨を砕いている人がいる。
大切なのは、勝つことじゃない。あえて負けて、お互いが幸せになることだ。そんなことを、最近たまに思う。
今日もありがとう。チャオ!
2014年1月27日午後7時29分。リビングのソファにて。餃子とビールのマリアージュはフレンチとかを黙らせるなあ、とか思いながら。
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