世紀の駄作か、それとも傑作か?『進撃の巨人』30秒の実写動画から予測する映画版のクオリティ。【動画あり】

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先日、2015年公開予定の映画版『進撃の巨人』に先駆けて、30秒の実写動画が公開されました。

動画はスバルのフォレスターという自動車のCM動画で、実際に巨人たちが動く姿を観ることができます!

まだキャストも発表されていない段階なんだけど、この動画から予測できる、やや不安な映画版のクオリティを考えてみました。

 

 

圧倒的に予算が足りない?

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動画の最後に出てくる超大型巨人はいいとして、その前に出てきた2体の巨人は、CG丸出しで違和感ありまくり。

およそ20年前に、スピルバーグの『ジュラシック・パーク』を観たときは、初めて見る「動いているリアルな恐竜」に戦慄したものだけど、CGに慣れてしまった今では、ちょっとした違和感で観客は冷めてしまいます。

この30秒のCM動画を作るのに数千万円かかっているという噂もある。

だとしたら、『ゼロ・グラビティ』や『パシフィック・リム』くらいの、数百億円単位の予算がなければ、状況はそうとう厳しいでしょう。

▶[ 日刊CL*26 ] 『パシフィック・リム』と『ゼロ・グラビティ』に見る「本気の本気」について。2014/01/11 | CLOCK LIFE*.

樋口監督で大丈夫だろうか?

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映画『告白』の中島哲也監督が降板して、『ローレライ』や『日本沈没』の樋口真嗣監督が撮ることになったけど、本当にこの人で良かったのか。

樋口監督はガイナックスにいた人で、短編特撮映画『巨神兵東京に現る』を制作した経緯があるので選ばれたのだろうけど、そのチョイスはすこし安直すぎる気がする。

原作のコミックが世界中で爆発的な人気を誇っているのは、巨人と人類の戦いという特殊なシチュエーションだけでなく、そこで恐怖と戦う人々の心理描写や人間模様が、深くリアルに描かれているからだ。

個人的には、巨人との戦いというファンタジックな題材の上に、そういった人間の深層心理をえぐりとって描けるのは、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明くらいしか思いつかないのだが。

キャスト発表ですべてがわかるかも?

監督の次に重要なのは、やはり個性的なキャラクターを演じる俳優陣のチョイスだ。

すでにネットでは、香取慎吾や剛力彩芽、有吉弘行など、様々な憶測が流れている。

超人気コミックの映画化ということで、主役級はそれなりに名の通った役者を揃えてくるのは想像できるけれど、ジャニーズ流れになってしまうと、やはり残念な結果になりそうだ。

木村拓哉主演の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が非常に残念な結果に終わったのは、キムタクという最も人気のある役者を主役に置いてしまったことで、映画の方向性がブレてしまったからだ。

原作が良ければ良いほど、既存のイメージが強い俳優は、物語の邪魔にしかならないだろう。ヤマトの艦長代理は、古代進じゃなくてキムタクそのものだったもの。

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本作に限らず、いつだって原作の映画化は難しい。

物語の根底に這う思想やテーマを深く理解できる優秀な監督が、一度原作から離れて、新しい作品を創造するという気概があってはじめて、素晴らしい映画化ができるのだと信じている。

個人的な理想としては、『ヒミズ』の染谷将太や二階堂ふみのような、地味だけど存在感のある本物の役者をメインキャストに置いて、ジャニーズとか人気のある主役級のタレントを巨人役に置くほうが、ずっと面白くなると思うのだけれどどうだろうか。

お金がなくてもいい映画は撮れるけど、今回ばかりはお金が必要なようです。

実写動画はこちら ↓

 

ドイツの熱烈なファン(素人)が作った動画。

巨人は出てこないけど、街並と欧米人のリアリティにすでに負けそうだ(笑)。

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