キューブリックの投げた骨。IMAXと『2001年宇宙の旅』
ノーランとかイニャリトゥとかチャゼルとか、エンタメと芸術性をうまく融合させた映画作家にその志は引き継がれ進化しているとも言えるけれど、これだけの〈間〉を取る映画は、もう生まれることはないだろう。
リビングに響く重低音で秋の宵も映画三昧。Harman Kardon AURA STUDIO 2。
テレビやサッカー観るときなら内蔵スピーカーでもまあいいんだけど、映画は迫力ある音で楽しみたい。けれどリビングにゴリゴリのホームシアターみたいな本格的なスピーカーを導入するつもりもない。配線もなるべくシンプルにしたい。ってことで、Bluetoothで繋げて、見た目もカッコよくて、迫力ある低音が響いて、そこそこ鳴ってくれる〈Harman Kardon AURA STUDIO 2〉ってのをゲットしたんだぜ。
許されざる僕らは誰に許されないのか。クリント・イーストウッドってものすごくないですか?
この人の映画に一貫しているテーマが、〈贖罪〉なんですね。パターンはいろいろあるけれど、誰かを傷つけたり、傷つけられたりした人たちが、その心の傷と罪を背負って、苦しみながら、罪を償おうと足掻いてく。
まどろんだ午後のロードショーで。
よく考えたらタイトルが『カメラを止めるな!』で、キャッチコピーが「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる」ですからね、そりゃカメラを意識しちゃうし、「終わったと思っても何かあるんだなきっと!」ってなるでしょう。