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予告映像見て、こりゃIMAX 3Dで見なくっちゃ、って映画館行ってきましたよ『レディ・プレイヤー1』。

よくもわるくもザ・スピルバーグ健在ってな作品で、つくりは子ども向けなんだけど、題材はおっさん仕様。かつて〈子どもだった大人〉へのスピルバーグからの壮大なプレゼントですねこれ。グーニーズ思い出したわ。

AKIRAのバイクとかガンダムとか出てきて、ジャパニメーションへのリスペクトが盛りだくさんなので、アラフォー以上のおっさんたちウハウハなんだけど、俺が思わず立ちあがりそうになったくらい興奮したのは、まさかの『シャイニング』!

キューブリックの独特の色彩というか、1980年制作だから単純に古いだけなのか、あの記憶の薄闇の向こうに霞むような色合いの世界に、デジタルゴリゴリのキャラクターたちが違和感なく溶けこんじゃって、うわあって声出しちゃったよね。だって、あのコロラドの山奥のホテルって、すんごく怖いけど、誰だって一度は行ってみたいと思うでしょ?そんな願いをヴァーチャルに叶えてくれるやさしいスティーブンおじさん。

くしくも冒頭のシーンを見ていたとき、なぜかシャイニングのオープニングの長回しを思い出したんだよな。

スピルバーグって、シリアスなのも撮るけど、いつまでもちゃんと〈子ども向け〉に徹してて素晴らしいですね。そのへんを徹底しているピクサーとかジブリ、ウォルト・ディズニーと同じで、ガキどもやずっとガキなおっさんたちにいつまでも夢を見させてくださいな。