ぶっちゃけ、iPad Proはないわーって思ってました。
iPadってやっぱり仕事や作業をする「能動的」なマシンじゃなくて、見たり読んだりして楽しむ「受動的」なデバイスでしょ。
そんなお遊びのためのiPadが12インチとか、どう考えてもオーバースペックだし、すげー高いし、今使ってるiPad Air 2の薄さと軽さと操作性がすばらしすぎるのもあって、Apple血迷ったか!と思ったくらい。
でもお店で実際に触って、考えをあらためましたわ。
これ、僕にとってはかなりアリだわ。
12インチとペンシルで「デジタル手書き」の時代がはじまる
最近手書きの良さに目覚めて、アナログなメモ帳使ったり、書き味のいい筆ペンで朝の瞑想や問答を書き出してみたりしてるの。
で、それを写真に撮ってEvernoteに保管してる。
でも今までのスタイラスとは一線を画するというペンシルがあれば、紙に書いて写真撮って保存、とかしなくても、そのままデジタルに書けるんだよね。
僕はワコムのスタイラスとかも使ってたけど、やっぱり手書きの感覚とはほど遠かった。
でも12インチのディスプレイに、限りなく手書きに近い感覚で書けるペンシルがあれば、世界は意外とあっさり変わる気がする。
僕はもうイラストとか描かないけど、たぶんペンシルはそういうお絵かきする人だけがターゲットじゃないと思う。
たぶんみんな、わざわざスタイラス使ってタブレットに書くんだったら、キーボードで文字打ち込むか、紙に書いて写真撮るなりスキャンすればいいって思ってるでしょ。
けれどようやく、iPad Proとペンシルで、本当にそのままデジタルに書ける環境が生まれようとしてるんじゃない?
そしたらイラストだけじゃないよね。
考えを整理するのにも、ちょっとしたメモをとるのにも、マインドマップを書くのでも、今まで紙に書いていたことが、どんどんできるようになるんだと思う。
iPhoneでスマホの歴史がはじまったように、Apple Pencilで「デジタル手書き」の歴史がはじまるような気がする。
次のモバイルはMacBookじゃなくてiPad Proを買いそう
僕の場合、書斎に最新のiMac 27インチ 5Kディスプレイというメインマシンがあるので、次のモバイルマシンは12インチのMacBookにしようと思ってたんです。
でも、デジタル手書きという新たな可能性を秘めたiPad Proなら、キーボードもあるから、こっちにしようかな〜って思いはじめてます。
iOSだからMacじゃないとできない作業もあるとは思うんだけど、僕がモバイルでやる作業って、Evernoteで文章書いたり、Safari使ってFacebookでやり取りしたりとかそんなもんだから、iOSでぜんぜん事足りるんだよね。
どうせそうなら、ペンシルで遊ぶほうが楽しそう!
店頭で電子雑誌を見たんだけど、やっぱり10インチのiPad Air 2と12インチのiPad Proじゃあぜんぜん違うんだよね。
やっぱり長年の歴史で落ちついたあの雑誌のサイズには意味があって、10インチじゃ小さいんだよね。これは一目瞭然だった。
横置きにして画面分割を使えば、Safariを見ながらEvernoteに書くとかもすごく快適そうだし。
ただキーボードががっつり固定されるわけじゃないから、ラップトップマシンみたいにソファに座って使うのがちょっとむずかしそうな気はするけど。まあそこは捨てるところということで。
今までは「仕事や作業をするラップトップマシン」と「遊ぶためのタブレット」というふうに明確に分けられてたけど、iPad Proは
「ちょっとした作業も手書きもできて遊べるパワフルなタブレット」
という、その中間をいく、とってもワクワクするデバイスな気がしてきたよ!
あとは実際のペンシルの感覚次第なんだけどね。