昨年の夏に鬱で会社へ行けなくなって、その後も苦しくてしょうがなかったとき、ある人がメッセージをくれたんです。
「竜ちゃんは自分で思ってるより強い人なので、きっと大丈夫。」
僕はまだ暗い絶望の淵を覗きこんでいた頃だったし、毎日ただ生きているだけで不安で怖くてしょうがなかったので、ぶっちゃけイラッとしたんです。
僕が今どうなってるのかなんて知らないくせに、テキトーなことを言いやがって。
そう思った僕は、いつもお世話になっている方なのに、返事もしませんでした。荒んでたんです。
でも、ずっと心のどこかに引っかかっていたんです。
もしかして、僕は本当に、自分で思ってるより強いんじゃないの?
イヤイヤそんなこたあない。僕は昔っからメンタル弱いから。
それ、本当?思いこんでるだけじゃない?
ちげーよ!
自分で弱いって思いたいだけなんじゃないの?
ん?そうなの?そうなのかな?
僕は弱くて、苦しんでるから、誰か助けてーーー!って言いたいのに、
「本当は強いんだよ」って言われて、
「ちがうちがうちがうちがうーーーー!僕は弱ーーーーーい!」って思っちゃったんじゃないの?
強かったら、助けてって言えないじゃん!って思ってるんじゃないの?
って考えてるうちに、月日が流れていくうちに、気づいたんです。
あ、僕思ってたより強いわ(笑)
僕は強くなったんじゃなくて、気づいただけなんです。
僕は言われたときイラッとしたけど、じつは心の奥では「勇気」をもらっていたんです。
苦しみの渦中には気づけなかったけど、そのイラッとする勇気が、僕の背中を押してくれた。
だから最近は、竜さんとお話しする「人生相談」でも、相手の心に寄り添うだけじゃなくて、ちょっとイラッとするようなことをガツンと言うこともあります。
ぶっちゃけ言うほうも怖いですよ。
そんなこと言って怒らせるくらいなら、やさしい言葉だけかけてればいい。
でも僕とお話しして、今まで何十年も信じこんできた歪んだ常識や価値観を捨てて
新しい価値観の世界に飛びこもうとしている人は、たぶんもっと怖い。
その先に幸せがあるのはわかっていても、今まで信じてきた「世界」を飛び出すのは怖い。
だから、僕も怖くても言うんです。
イラッとしたり、モヤッとしたり、全力で否定してきたらもうけもの。
そこにあなたが「ハチミツみたいに甘い人生」の扉を開けるカギがあるんだから。
僕もたくさんの人に勇気をもらって幸せになりました。
だから今度はたくさんの人に勇気を届けたい。
立花岳志さん、その節はありがとうございました(笑)