サイズはおもちゃ、音は本物!5万円以下で買えるマーチンギター「リトルマーチン LXM」は小さな巨人だったレビュー

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ええ、あの夜はひどく酔っていたんです。

そうでなければ、いくらマーチンのギターが五万円以下で買えるっていっても、そんなカンタンにポチるはずがないんです。いくらYouTubeでジェイソン・ムラーズとかエド・シーランとか玉置浩二とか見て盛り上がっちゃったからって……。

なにはともあれ、ずっとほしかったアコースティックギター買っちゃいましたよウヘヘヘヘ。ちゃんとポチるときにはママちゃんに許可をいただきましたのよ。

マーチン(C.F.Martin & Co.)っていうのは、200年近く前からアコギを販売してるアメリカの会社で、いわゆる世界一のトップブランドでございます。

車ならフェラーリ、時計ならロレックス、アコギならマーチン、ってなところなので、もちろんお高いです。スタンダードなモデルでだいたい40万円くらい。シグネチャーモデルとかとんでもないのになれば、100万円から1000万円くらいするのもございますの。

で、僕が入手したのはそんなマーチンの中でも異端児である「リトルマーチン LXM」っていうちっちゃいやつ。

MARTIN マーティン Little Martin Series ミニアコースティックギター LXM 【国内正規品】

小さいとはいえなんとあの天下のマーチンが五万円以下で買えるんですねこれ。安すぎて疑わしかったんだけど、エド・シーランがメインで使ってるくらいだから大丈夫だろうと。そして何よりこのサイズ感がカッコいいじゃない!

MARTIN Little Martin LXM

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▲ ママちゃんお得意の生ハムのガレットを食べているところへ、宅配便が到着。これホントおいしいんだから。

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▲ おおう、個装ダンボールもマーチンなのね!これはカッコイイ!

最初は、精緻に扱うべきギターを配送するってどうなんだろう?って思ってたんだけど、よく考えたらすべてのギターは工場から配送されてるわけで、そこは配送システムを信じるしかないわけです笑。

MADE IN MEXICOってのがまたチープっぽくていいですねえ。

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▲ ちゃんとソフトケースにもロゴが入ってますねえニクいですねえ。

付属のケースなんでちゃちなのかなと思ったら、さすがマーチン、中綿もしっかり厚く入ってて、ソフトでも保護機能はわりと高そう。ザックのように背中に背負えるタイプなので、オートバイで持ち運べるね。マーチンのロゴを背にドヤ顔ですね笑。

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▲ なぜかすぐダンボールに入りたがる猫のような我が子。姉妹で交互に入ってました笑。

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▲ さあ、出ましたリトルマーチン!

おおう!ちっちゃ!わかってたけどちっちゃ!

iPad Pro 12.9を買ったときは、わかってたけどデカ!って思ったけど、これも同じだ。小さくてカワイイ! なにがいいって、こんなに小さくておもちゃみたいなのに、それがあの天下のマーチンだっていうアンバランスさね。そこがなによりクール。

安さの秘密は、安価な素材で丁寧な造りこみ。

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▲ ああ、ギター買うのひさしぶりだなあ。うっとりするなあ。あたりまえだけど弦もネックもピッカピカだなあ。

ひさしぶりにギター触る前にちゃんと手を洗いましたよ。

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▲ ヘッドに燦然と輝くマーチンロゴ。うれしいですねえ。すこしでもギターやったことある人ならわかるでしょうこの感覚。ついに俺もマーチンか……と笑。

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▲ ネックの裏側は縦に筋がいくつも見えます。

これなんだろうと思って調べたら、「ストラタボンド」っていう集積材らしいです。1mm厚の板を何層にも貼り合わせていて、廃材を使ってるので安いんだけど、温度や湿度にも強くてチューニングが安定するっていうスゴいやつ。

安さの秘密はこういう素材のところらしいですね。マーチンは安価なモデルでも丁寧にしっかり造りこむので、素材や形でモデルの差別化を図るとか。

☞ Martin(マーチン)こだわりのミニギター特集|アコースティックギター博士R0005424

▲ もちろんペグにもマーチンロゴ。このロゴと安っぽい合板素材の組み合わせが、僕なんかはうれしいんですねえ。

「俺様は天下のマーチン様を所有しておるのだぞ貴様!」という偉そうなドヤ感がないじゃないですかこれだと。

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▲ ボディは「ハイプレッシャーラミネイト」っていう合板。

これも木の繊維を特殊な圧縮法でプレスした合板で、木目はプリントらしいっす。

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▲ サウンドホールからもマーチンのロゴとシリアルナンバーが覗ける。

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サイズはおもちゃ、音は本物。

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▲ 大きさを比較するために、十年以上使ってるモーリスのアコギ(左)とフェンダーのクラシックギター(中)と並べてみます。

フルサイズのモーリスと比べるとその小ささがわかると思うけど、まさかフェンダーより小さいとは思ってなかったなあ。ネックの長さは同じっぽいけど。

ちなみにこのフェンダーのクラシックギターは、15年くらい前に御茶ノ水の楽器屋さんで見つけて、「フェンダーがクラシックギターなんてつくってたのか!」と一目惚れして買ったやつです。今でもすごく気に入ってます。

☟ 今でも売ってますね。

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▲ ボディの厚みがぜんぜん違う。

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さてさて、肝心の音はどうなのよ、ってことであれこれ弾いてみます。

まずやっぱり、ボディが小さいぶん響きのダイナミズムはあまりないのかなと思ったんだけど、けっこう鳴ります。ジャカジャカやると気持ちええ!エド・シーランじゃん!もちろんこのサイズにしては、という注釈は必要だけど。

プラス エド・シーラン

もちろん長年弾いてきたモーリスやフェンダーに比べるとまだ若干の弾きにくさはあるけど、それは僕自身がそのうちチューニングされていくでしょう。

音は、ひとことで言えば「さすが」といったところ。

モーリスもそんなにわるくないはずなんだけど、マーチンと比べると、高音のシャリシャリした響きが耳障りだし、低音弦があまり鳴っていないのがよくわかる。言い換えれば、マーチンは低音がベース音としてしっかり鳴って、高音も綺麗に響く。ボディは小さいけど、音量はそこまでじゃなく、音質はぐっとくる。

まだぜんぜん弾きこなしてないのでファースト・インプレッションの域を出ないんだけど、安くて小さくてもやっぱりよかったよマーチン。マーチンの小さな巨人ですねこりゃ。あのドラマ見てました?捜査一課長好きだったなあ笑。

小さな巨人【TBSオンデマンド】

せっかくコンパクトでカッコいいので、部屋で大事に弾くんじゃなくて、アウトドアにどんどん持っていって、ガンガン弾いてあげたいですね。そんじゃー。

☟ よりコンパクトで持ち運び専用のこれともずいぶん迷ったのねん。