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梅雨の晴れ間の丹沢大山登山紀行の最終回。

丹沢大山というのは「神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市境にある標高1,252mの山である。丹沢山などの丹沢の山々とともに丹沢大山国定公園に属し、神奈川県有数の観光地のひとつである。日本三百名山や関東百名山のひとつでもある。」だそうである。

(Wikipedia)

ひさしぶりの山にヒイヒイ言いながらもようやっと山頂に到達。

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▲ 頂上はやっぱり気持ちいい!

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▲ 大山頂上本社の石碑。標高は1,247m。思えば高く登ったもんだ。

ちなみに富士山の標高は3,776m。エベレストは8,848mで、ベース・キャンプですら5,000m以上とか笑う。

山頂でしか味わえない味がある!

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▲ 山ランチといったら、おにぎりというのは古来から決まっているものだけど、それに負けないくらいおいしいのが頂上カップ麺ね!

いやホント、こんなにうまいもんはないんじゃいかってくらいうまいんですよ、ここで食べると!

ここは日清のカップヌードルしかないでしょう。まあラ王とかどん兵衛とか食っててもおもしろいけどね笑。

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▲ オートバイ野宿旅で使ってるシングルバーナークッカーがここでも役に立ちます。

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▲ いやあ、わかってたけど、なんておいしいのでしょう♫ セブンイレブンのおにぎりだって至福の味がします。

そういえば小学生の頃、友だちのお父さんに真夏の山登りに連れていってもらって、汗だくですんごいしんどい思いをして頂上に着いたら、大嫌いなトマトジュースを出されたんですね。「ぼく飲めない!」って言ったんだけど「いいから飲んでみろ」って言われて飲んだらメチャクチャおいしくて、それ以来トマトジュース大好きになったっていうあの思い出はありがちでも一生忘れません。

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▲ 食ったら寝る。血糖値がどうとか言うんじゃないの笑!食ったら眠くなる。これ自然なことアルヨ。

下りはヒザ神がガクガク!

山頂で小一時間ゆっくりしたら、そろそろ下山。

登りは下社から左まわりのコースだったので、下りは逆サイドの「見晴台コース」をいきます。

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▲ 下りはじめてすぐに、すんごい傾斜でなかなかハード。

降りるのってヒザを持ち上げる必要がないから楽ちんなんだけど、そのぶん自重がガッツリかかるので、すでに危険な感覚を味わいます。こういうのってやっぱり日常ではない動きだよねえと痛感。

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▲ こっちのコースはのどかな獣道に芝生が多くて、木漏れ日がとっても気持ちいい。

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▲ ママちゃんもゴキゲンで鼻歌まじり♫

登山用ではないけれど、キャスキッドソンのリュックがカワイイでしょ。

「ヒザがガクガクだ!」と騒ぐぼくを「ヒザ神!ヒザ神!」とあざ笑いながら、自分は軽快に歩を進めていきます。

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▲ 途中でいくつか見晴らしのいいポイントがあって、お天気も手伝って最高の眺め。

ヤッホー!と叫んでみたけど、山彦は返ってこず。大人になってひさしぶりに全力で声出したけど、人間ってけっこうデカい声出るんですよ笑。あとなんかちょっと恥ずかしいのね笑。

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▲ 下りの洗礼を受けて、足首に痛みを感じたので、何度か靴紐を結び直す、こうやってシューズが僕の足にチューニングされていくわけですね。

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▲ のどかな道がつづくと思ったら、けっこう岩がゴツゴツして急な傾斜もあって、なかなか楽しい下り道。全体的にこっちのコースのほうが好きですね。下りだからかな?

山であらためてRICOH GRの携帯性に感服。このサイズだとポッケに入れておいてさっと撮れるし、それでいて画質は一眼レフクオリティだし、素人が余計なズームとかしないし、やっぱ僕にはこれ最高ッス!

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▲ コケって素敵よねえ。ブログに写真アップすると美しさ半減だわまったく。

見晴台が気持ちいいっ!

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▲ 下山道中ほどにある「見晴台」に到着。

わりと暗い森の道を降りていて、ここはいきなりぶわーっと景色が広がるから、開放感に息を呑みます。

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▲ 思わず山ならではの笑みがこぼれる。

本当はいつものようにママちゃんが「誰でも笑顔になっちゃうカメラマンの裏技」をやって撮影してるんですけどね。それはそのうち教えます。

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▲ 見晴台で一服した後は、また森の下り道に戻ります。

随所に補助用のチェーンやロープが設置されていて、なかなかハードな道のり。

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▲ ヒザ神もがんばっております。

野生なのに逃げない鹿に遭遇!

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▲ いきなり鹿を発見!登山道を外れたわけじゃないのに、堂々とその辺の草を喰ってます。

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▲ おそるおそる近づいてみると……、あれ?……逃げない?

僕の姿をみとめても、「あ、人間ね」みたいなすました顔で、逃げる気配を見せません。人慣れしてるんですかね。

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▲ しまいには登山道のど真ん中で、ペロペロ身体を舐めて毛づくろい?うちのかりんさま🐈みたいじゃないの!

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▲ なんだかんだヒザ神をだましだまし、ようやっと出発点の「阿夫利神社下社」に到着。

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▲ ケーブル駅近くの売店のおねえさんが、下山客に無料でお茶やらお水やらをふるまってくれます。おねえさんタメ口なんだけど、それがなんか近所とか親戚みたいでやたらと和む。で、ソフトクリーム買っちゃうっていう笑。

下りはヒザ以外はすごく楽しかったので気づかなかったんだけど、山頂から二時間くらい経っていて、ケーブルカーの最終時刻16時30分にギリギリ乗り込みました。

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茅ヶ崎〜日帰り大山登山を終えて。

数年ぶりの、夫婦二人きりではじめての登山は、控えめに言って最高でした。

感動屋の僕はともかく、ママちゃんのほうがすっかりハマってしまって、あれから登山の本やらトレッキング・シューズやらザックやらたんまり買って、次の山に備えてるくらいですから。

とくに長年連れ添った夫婦やカップルは、これくらいのレベルの登山をスゴくオススメします。

「ちょいちょい休んで、ちょいちょい登っていく___人生は夫婦登山のようなもの。」には書き切れなかったんだけど、ふだんしない話だとか、ちょっとシビアな話でも、山っていう非現実的でありながら、本物の大自然の豊かな包容力に包まれて、のんびり語り合うことができる気がします。

どうしても毎日家で顔を合わせる家族だと、その存在がアタリマエになってしまうけれど、この広い宇宙でこの人だ!と決めたパートナーの存在の大きさを、なんだか奇跡のように感じてしまうのは、感動屋の僕だけだろうか。

ちなみにこの日は、子どもたちに夕飯を食べさせてから、二人で近所の居酒屋へ出かけて飲みました。そこまで含めて最高でした。

山って繋がってるんだってよ。エベレストも、富士山も、大山も、居酒屋も、今日の日常も、地続きの人生。さあ、もっともっと楽しんでいきましょう。次はどこを登りましょうか。