ウッドデッキが殺風景なので、オリーブの木を買ってきた。
植物を育てた経験はほとんどないので、お店の方に詳しく説明してもらって、中くらいのオリーブの鉢植えともうひとつ、あれ、名前忘れちゃったぞ、なんていったっけ?
ともあれそれに合う鉢を二つと。
ルノー・カングーは室内高が110cmくらいあるので、背の高い鉢植えもそのまま積みこめる。
夏のあいだ、荷台はキャンプ道具が積んだままなので、後部座席に強引につめこんだ。
今日も朝から暑くって、とても外に出る気にはならないので、窓を閉めきってエアコンを効かせた書斎から、オリーブの木を眺める。
なるほど……風に揺れるオリーブの枝葉が、目にも涼しい。
〈たゆたう光と影。清さと濁り。愛と憎しみ〉
昨日見たテレビドラマのセリフを思い出したりして。
目に見えるところに草木があって、ゆらゆらと風に揺れているところを眺めているだけで、なんとなく心が落ちつくものなんだな。
人は元来そういうところがあるらしくて、河の流れとか、波の動きとか、焚き火の炎とか、揺れる木々の葉とか、形を変えながら動いて定まらないもの、〈たゆたう〉ものに、沈静を得るらしい。
海を見たいときって、そういうことかも。
なにしろ猛暑なので、水やりをサボらないようにしてじっくり育てていきたい。
オリーブはたっぷり水を飲むらしいけど、陽の当たる日中にあげると根腐れしちゃうから、涼しい夕方にしなさいよ、ってことらしいです。
さっき水をあげたら、ウッドデッキの下がビショビショになっちゃったけど笑。