16インチのMacBook Proを使ってるんだけどね。
やっぱ道具ってのは、ピカピカの新品を丁重に扱ってるうちはダメだね。本領を発揮しない。
この前買ったオートバイにしてもね、__うわあ、イタリアのバイクだあ、ピカピカだあ、綺麗に乗らなくちゃ、なんてうやうやしく扱ってるうちは、うれしいからいいんだけど、じゅうぶんじゃないのよ。
だんだん手に馴染んで、ちょっとくらい汚れても気にしないくらいになってきて、手荒に扱えるようになって、道具ってのはようやくバンバン本領を発揮するっていうかね。
だからってわけじゃないんだけど、MacBookにハードシェルケースをつけたんだ。12インチMacBookにつけてたIncaseのやつがよかったからね、やっと16インチが出たって知って。
コレ、硬質プラスチックで、ドットパターンの肌触りがいいの。
MacBookってエレガントな材質で、見た目クールではあるけど、肌には馴染まないでしょ。でもこいつを身にまとうと、いきなり親近感がわくっていうか、ドレスダウンして、道具に成り下がる感じがするわけ。
で、どうせならエレガントなスタイルを台無しにしてやろうと、引き出しからステッカーを出してきて、何も考えずにペタペタ貼っていくと笑。
いいねえ、成り下がったねえ笑。
ステッカーチューンって、まあただテキトーに貼ってくんだけど、こう、バランスとか考えてうまく貼ろうとしちゃダメだね。
そもそもステッカーを貼っちゃう、って行為がすでに、洗練されたデザインをぶっ壊すってことなんだから、テキトーに貼って、ああ、めちゃくちゃじゃんか笑ってくらいじゃないと。そういう雑さのクールでしょ。
でもホント、ハードシェル着せてステッカーで台無しにしたら、気分的に身近になって、使う頻度も使い方もワイルドに拡大した気がするよ。高価だからビビるけどね、しょせん道具だろうよって。
あと、前の12インチのときもそうだったけど、飽きたらペロッとシェルを外せば、いつものエレガントなMacBookに戻るっていうのもよくてさ。
こう、ふだんアメコミのTシャツに短パンはいて暮らしてるんだけど、たまにはシックな装いで決めたい、みたいなのと同じで、気分で着替えられるのも楽しいし。