iNote

ズバリ大胆予想!新型MacBook AirとMacBook Proは統合されて「iNote」として2012年夏に発売される!

これはあくまで僕の個人的な予想ですが、昨今のAppleの不可解な動向と絡めると、この予想がそれほど大胆だとは思えないほどの「もうどう考えてもこうなるとしか思えない」検証結果が出たのでまとめてみました。

1.次期MacBook AirとProについての噂と情報

Appleから、2012年Q1に、11.6インチ、13.3インチ、15インチのMacBook Air新モデルが登場するとのこと。

引用元: 米アップル、新型MacBook Airを2012年1~3月に発売か 15インチも追加 | ガジェット速報.

次期「MacBook Pro」は、光学ドライブの排除やThunderbolt導入によるI/O端子の単純化、フラッシュストレージの標準装備などにより、薄型・軽量化やインスタントオン、バッテリ駆動時間の向上などが特徴となり、情報筋によれば、「まるでMacBook Airのようだ」とされる。

引用元: MacBook Pro、2012年内にMacBook Airライクなデザインに刷新か | Apple News | Tsugawa.Tv.

“IvyBridge”を搭載すると言われている次期MacBook Proや次期MacBook Airは2012年5~6月までリリースされないものと予想されます。

引用元: Ivy Bridge搭載の新型MacBook Proと新型MacBookAirの発売はやや遅れて来年5月以降か? – 一円を笑うものは二円も笑う.

もしかすると、MacBook Proのラインアップをなくして、全部Airにしちゃうかもしれない。そうでなければ、Airがなくなって、MacBook Proが全部薄いヤツになるのかも。

引用元: ASCII.jp:2012年の“本命”ノートは「OS X Mountain Lion搭載Air」だ.

これらの情報をまとめると

  • MacBook Airに15インチが追加される
  • MacBook Proは光学ドライブがなくなってSSDが導入されてAirのように薄型になる
  • AirかProのどちらかに統合されるのではないか

AirとProとの境界線がなくなりはじめていることが明らかです。

2.近年のAppleに見えるいくつかの謎

    • あまりにも早い次期OS X Moutain Lionの発表

現バージョンの「OS X Lion」から、わずか1年足らずのメジャーアップデート

引用元: ASCII.jp:新OS「OS X Mountain Lion」 ― ポストPC時代に合わせ、Macの進化を加速させるアップル.

    • そのOS X MountainLionから「Mac」という名称が外れた

Appleがマウンテンライオンから正式に「Mac OS X」ではなく「OS X」を使用

引用元: Appleがマウンテンライオンから正式に「Mac OS X」ではなく「OS X」を使用 | トブ iPhone.

    • 新しいiPadからヴァージョンナンバーが消えた

新しい iPad の名前は「新しい iPad」だ!

引用元: [ #iPad3 ] 新しい iPad の名前は「新しい iPad」だ! : ギズモード・ジャパン.

    • Apple TVは開発段階では「iTV」と呼んでいたのに発売されるときに変更された

Apple TVは(~中略~)「iTV」(アイティーヴィー)というプロジェクトのコードネームで発表した[1]。

引用元: Apple TV – Wikipedia.

これらの謎からいくつかのことが推測されますが、それは後述します。

3.天から振りおろされるジョブズの大ナタ

上記の噂や情報、Appleの昨今の動向を見て違和感をおぼえるのは僕だけではないはずです。

まず新型MacBook AirもProも「光学ドライブがなくて15インチ大画面が用意されていて薄型の同じようなデザインになる」なんていう方向性が腑に落ちません。

何よりもシンプルを追求するジョブズが、わずかなスペックの差を理由にそんな複雑なラインナップを用意するでしょうか!

ジョブズはすでに天の上ですが、言うまでもなく数年先までのプロジェクトは用意していたはずだし、彼がいなくなった途端に大きな方向転換があるとは考えにくいです。

そこで思いだすのが、1997年にAppleに復帰したジョブズがふるった大ナタです。

スティーブ・ジョブズがAppleに復帰して実権を掌握したとき、ニュートンとクラリスの両プロダクトを止めそれまで存在していた多くの機種を整理して4つの製品ラインに集約させた。それは「プロ向」「コンシューマ向」という軸と「デスクトップ」および「ポータブル」といったマトリックスに分類され、そこにはPower Mac G3、 iMac、PowerBook G3そしてiBookといった製品が当てはめられた。

引用元: 今見るとなかなか面白い “Apple Spec Chart” – Macテクノロジー研究所.

当時、プリンタやディスプレイも含めて50種類以上ものラインナップを抱えて財政的にも混乱を極めていたAppleに、ジョブズは「製品ラインナップのシンプル化」という大改革を起こしました。

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明確な4つの分類によって非常にわかりやすくシンプルになったラインナップのおかげで、消費者は惑うことなく製品を選ぶことができ、iMacやiBookの大ヒットに繋がったのです。

そして今その大ナタが、ふたたび天から振りおろされようとしているのではないでしょうか。

当時と現在ではAppleの状況は正反対ですが、iPhone・iPadという超大物スーパールーキーの登場とiCloudを中心としたOSへの移行によってラインナップが複雑化しはじめているのは間違いありません。


引用元: 【ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ】.

4.すべての製品を「i」で統一する

天のジョブズから振りおろされる大ナタとは、シンプルにすべての製品を「i」で統一するというものではないでしょうか。

これらの噂と情報とジョブズ哲学とこれまでの経緯を元に僕が導き出した答えはこれ!

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まさに大ナタと言える大胆な変革ですが、こう考えると昨今のAppleに見える謎もすべて解けていきます。

Appleは歴史のほぼすべての部分を担ってきた「Mac」という名称をついに捨て、新しい時代への突入を宣言するのではないでしょうか。

5.これからのAppleの展望(僕の勝手な予測)

新しい時代(それはもう始まっていますが)の一般消費者はパソコンを必要としません。

Mac OS X以降Appleが推進してきたデジタルライフは、もはやiOSデバイスで完結します。写真や動画を愉しんだりfacebookやTwitterをやるためだけにパソコンを買う人はもういないでしょう。

iPadはモバイルとして外出先で使うことももちろん可能ですが、位置づけとしては「リビングのソファで使うもの」だと思います。

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プロセッサ : Intel Ivy Bridge
ストレージ : SSD( 64G / 128G / 256G )
ディスプレイ : 11.6inch / 13.3inch / 15inch
光学ドライブ : 無し
OS : OS 10.8 Mountain Lion

AirとProが統合してiNoteになります。「見た目と軽さがAirで、スペックがPro」という理想にどこまで近づけるかがポイントですが、ざっくりとスペックを切ってくることも考えられるかもしれません。

17inchは切り捨てで、HDDも載りません。 容量が少ないと嘆く人が出てくるかもしれませんが、iCloudを使いなさい、とジョブズは言うでしょう。

究極にシンプルなネーミングを好むAppleですから「iNote」あたりが妥当じゃないでしょうか。iBookは過去にありましたからね。

個人的にはiNoteってどうかな?とは思いますけど。

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スペック不明

iMacとApple TVとテレビが統合してiDeskになります。

これは半分僕の希望ですが、究極のシンプル化を考えると、部屋にディスプレイは一台でいいわけです。書斎

でもリビングでも、iDeskが一台あればテレビ・パソコン・映画・音楽・写真鑑賞など、あらゆることができる究極のオールマイティ。まさにiLife。

そう考えるとネーミングはiDeskというよりやはりiTVのがしっくりきますね。

まとめ

少々想像がたくましすぎる予想ではありますが、流れ的には間違っていないような気がします。

クラウドという大きな波によって、これまでのデジタルシステムが大幅に変わっていく時代に突入しています。

マシンスペックやインターネットの進化により、アプリ開発やノマドワーキングなど、個人が活躍できるようになったことで消費者とプロとの境界線もまた曖昧になってきています。なので予想図の分類は「一般消費者向け」と「クリエイター向け」にしました。

そういったクリエイターやビジネスユーザーはこれまで通りコンピュータを使って仕事をする反面、一般消費者はiOSデバイスだけでじゅうぶん素晴らしいデジタルライフをおくれるのではないでしょうか。

ジョブズが世界に広めたパーソナルなコンピューターの時代は終わり、マルチタッチシステムによってよりシンプルでより簡単な操作で扱えるiOSデバイスが時代の主役になるのです。

また、このラインナップはAppleにとって非常に好都合なのです。生産ラインを絞ることでコスト削減に繋がるのはもちろんのこと、ノマドワーカーやクリエイターなどのヘビーユーザーならば、ラインナップ全製品を買う可能性が高いからです。家の書斎ではiDesk(iTV)、リビングではiPadを使って、外ではiPhoneとiNoteといった具合に、用途がかぶらないですから。

あとそうそう、忘れそうになるけど忘れちゃいけないのがMac ProとMac miniですね。Mac Proは【iPro】に名称を変更して残り、Mac miniはiDeskに統合されて終了するんじゃないでしょうか。安価なコンピュータが欲しいという人はiNoteを買ってAirPlayでミラーリングすれば大画面でも使えますし。

いきなり全部が変わるとは思いませんが、とりあえずノートブックは統一されそうじゃないですか?

あとはじわじわと「i」改革が進められるんじゃないでしょうか。

あるいはこの予想は、長いことAppleをひとつの「世界観」として、スティーブ・ジョブズを「唯一無二のヒーロー」として見続けてきた僕の個人的な希望なのかもしれません。

ジョブズなきAppleが、どれだけジョブズのつけた道筋の延長線上を歩みつづけることができるのか、歩みつづけて欲しいという希望……。

がんばってほしいですね。