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朝陽と富士山の絶景に息を呑む。
午前五時半過ぎに目が覚める。
まだ眠かったのだが、朝の空気や生き物の気配に非日常を感じてテントを出る。
▲ パステルの色彩。くっきりとした稜線にかすむ朝陽。
テントの屋根も、出しっぱなしのテーブルもチャコールグリルも、足首まで伸びる草花も、朝露にびっしょり濡れて、世界はまだ肌寒い。
▲ どんどん陽光が強くなる。
陽が当たる箇所から、どんどん暖まってくる。
▲ 子どもたちはまだ寝てる。ママちゃんと二人で無言の感動。
美しいとか、絶景とか、陳腐な言葉を吐きたくない。まさに、息を、呑む。
朝一杯のコーヒーから。
▲ まずはコーヒータイム。
気づいたらあっという間にあたりは明るくなって、徐々に気温も上がってくる。
▲ わが家のキャンプのコーヒーは昔からこのドリップバッグ。
とくにこだわりはないけど、密封されてるから香りが逃げないし、思いついたときにさっと飲めるのが気に入っている。
せっかくのパーコレーターもヤカン代わりなのだ。
▲ コーヒーを啜って、それぞれのサイトから朝食のための炭の煙が昇ると、キャンプ場の朝って感じがしてくる。
▲ 子どもたちもやっと起き出して。
キャンプでは朝からたっぷり食べる。
▲ まずは味噌汁をこしらえて(具はエノキ)。
▲ 昨日、〈朝霧高原〉道の駅で買っておいたポークソーセージがうまい。
▲ LODGEのスキレットで白い飯を炊く。
▲ これで炊くのは初めてだったけど、大成功!さすがパパ!自画自賛。
▲ あとは鮭をじっくり焼いて……
▲ じっくりじっくり、身が崩れないように……
▲ でけたー!朝のキャンプ和定食やー!
▲ 香ばしい白米。カリッとふんわり遠赤外線で焼かれた鮭。アゴ出汁のきいた味噌汁。こりゃ絶品です。
▲ そしてこの雄大な山々。
▲ 雲がどんどん動いて、山に落ちる影も動いていく。
見た事のない景色なのに、懐かしく感じる。日本人の夏の原風景みたいな。サマーウォーズを思いだす。
▲ 家族でこんなにゆっくり朝食を食べるってないよな。
週末キャンパーがゾクゾク集結!
▲ さて、のんきにかまえていたら、どんどん車が入ってきて、いつの間にか辺りはテントだらけ。
じつはこの日は三連休初日の土曜日で、朝五時半の時点で、キャンプ場入り口からずらーっと長蛇の列ができてたのね!
GWもこんな感じらしいんだけど。
けっきょくそれから俺たちが遊びに出かける11時過ぎまで列は途絶えず、どんどんどんどん入ってくるんだから、もう大人気!
大自然を独占していた昨日とはまったく違う、フェスみたいな様相を見せてきたよ!
▲ 遊ばせてもらっていた近くのサイトのワンちゃんがお別れの挨拶に来てくれた。
キャンプっていつも子どもたちがワンちゃんと遊んで、お別れして、ちょっと涙ぐんでっていう、小さな出会いと別れの繰り返し。
考えたら人間も、束の間、会話を交わして、仲良くなって、笑顔を交換して、けれどすぐに別れて、もう二度と会わない人たちとの出会いと別ればかり。それもまた旅の醍醐味だったねえ。おいちゃん忘れてたよ。
▲ 綺麗な蜘蛛を捕まえてきたりして……
つづく……。
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