この前、ふもとっぱらへキャンプに行ったら、親娘でブヨにやられてね!象の足みたいに腫れちゃって、かゆくて、痛くて!

娘なんて後半ずっとテンションダダ下がりで……トホホ。

って、これまでも何度かやられてるんだけど、さすがに今回は懲りましたので、市販の虫除けスプレーをものともしない強敵ブヨをやっつけるために、自作のハッカスプレーを用意したのよ!

こういう、自分で作るのとか超メンドクセーってタイプなんだけど、近所でやってた「北海道展」みたいなので〈ハッカ油〉を売ってて、あとはエタノールと精製水を混ぜるだけだっていうから、チャチャッと作りましたよ。

じつはあれこれ万能なハッカ油の正体はペパーミント油

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▲ ハッカ油、12mlで1000円くらいだったけど、ネットじゃもっとずっと安いね。

ちなみにこの原液そのままだとすんごい強烈なので、これを直接肌に噴霧するのはやめたほうがいいんじゃないかな。

厚手のハーフパンツの上からシュッと一吹きしてみたら、しばらく太腿がけっこう刺激的にスースーしてたからね。

そんだけ強烈なので、テントとか衣類、シューズなんかにシュッとしておけば効果的らしいよ。

このハッカ油ってやつは非常に万能で、ようはペパーミントの油なんだけど、虫除けの他にも、抗菌、消臭効果があったり、精神的に落ちつく効果や、清涼感を感じたりもするので、ソファとか枕、マットとか、いろいろ使っちゃえって感じらしい。

消臭剤や歯磨き粉、掃除用品なんかにミントのフレーバーが使われてるのはそういうことなんだな。シーブリーズとかもミントのメントールが涼しく感じるわけだ。

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▲ 他に用意するのは、無水エタノールと精製水、出来上がったものを入れる容器。

エタノールと精製水はドラッグストアで手に入る。

容器はちょっと注意が必要で、ポリスチレン(PS)っていう材質は溶けちゃうんだって。

なので、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、PET、なんかの表記がある容器を選ぶといいよ。ガラスとかでもいいけどね。

僕は無印のボトルとGORDON MILLERっていう洗車のブランドの容器にしたけど、100均でもありそうだね。

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▲ 作り方は、ハッカ油を無水エタノールと混ぜ合わせ、最後に精製水を入れるだけ。超カンタン。

材料の割合はネットで調べたらいろいろあったんだけど、俺はこんな感じにした。

  • ハッカ油:50滴
  • 無水エタノール:10ml
  • 精製水:90ml

だけどさ、50滴ってあなた、現実的に無理じゃね?笑

ってことで調べたら、1滴って0.04mlなんだって。てことは50滴なら2ml?

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▲ そんな少量を測れる計量カップねえわ!って思ってたら、計量スプーンがあったわ。小さじ1/2が2.5mlだっていうから、まあそれくらいで。

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▲ 容器に入れてシャカシャカして完成!

ていうか、作る前は材料の割合にえらく気を使ってたけど、考えてみたら、ハッカ油を水とアルコールで適度に薄めてるだけなので、ある程度の目安がわかれば、あとは自分で按配すればいいだけの話でね。俺はちょっとハッカ油多めにしてみたよ。

キャンプでは原液と併用する。

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▲ で、長瀞のキャンプに持っていった。

ところが幸か不幸か長瀞は川沿いにもかかわらずブヨがまったくいなくて、実際の効用を体感する機会は逃した。

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▲ でもせっかくボトル二本分作ったので、虫がいたり暑かったりかゆかったり、もうとにかくなんかあったらシュッシュッと使ってたら、かなり快適に過ごせたよ。

テントにも噴霧しまくって虫が寄らないようにしたり、シーブリーズ代わりに涼を取ったり、ホント万能なやつ。

タオルや水着を干すときには原液を使うと匂いも出ないし、アウトドアには必須アイテムかも。

こんな便利なもん、なんで商品化されないのかと思ったら、作ってから十日間くらいしか保たないんだって。まあ作るの超カンタンだから、夏はその都度、自家製を用意したらいいよね。みんなもよかったら試してみてー。ビーバー!

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