海の街に越してきてから、もう十五年くらいになるんだけど(マジか!)、いまだに海を見て、うわ!サイコーか!サイコーだ!サイコーじゃないか!と昂奮することが多々あります。

朝走ったり、夕方散歩したり、たまにサーフィンしたり、だいたいほぼ毎日海に来てるのに、いまだに、うわあ、たまらんたまらん!って、なる。

その日だけの色、光、波、風、音、温度、空気、湿気、香り。

春夏秋冬、とろけそうに暑い日にも、凍える風の日にも。

十五年前に海の街に越してきたことは、自分で自分を褒めてやりたい人生のファインプレイだったと思う。

子どもの頃から、〈あっち側の人〉になりたかった。

親に連れていかれて、千葉とか湘南の海水浴場に行くと、同い年くらいの地元の少年が、真っ黒に日焼けして、自転車に乗ってたり、海の家を手伝ってたりしてて。

僕は夕方になったらまた東京の家に帰らなくちゃいけないのに、この子たちは帰らなくていいんだ。

そう思うと、羨ましくてたまらなかった。僕も、海から帰らなくていい、あっち側、海の人の側に、なりたい、と。

大人になって、茅ヶ崎に移住して、その夢は叶って、僕はあっち側からこっち側になれたんだけど、ときには、海の街に住んでいても、海のことなんてすっかり忘れていることもあった。

忙しかったり、気が向かなかったり、それどころじゃなかったりして、海をずっと見てない日々。

今になって思うと、海から離れていた時期って、仕事もプライベートも大変な時期だった。

でも今、また毎日のように海に触れるようになって、ああ、僕がどうであれ、何をしていようと、元気だろうと大変だろうと、海はずっと変わらず、いつもここにあったんだなあと、当たり前のことを、当たり前なんだけど、とても感慨深く、切々と、感じる。

こうして海を見て、海を感じているとき、僕は確実に、大きなパワーをもらう。エネルギー、喜び、やる気、テンション、静かなしあわせ、安心、豊かさ、なんでもいいんだけど、充電される。

パワースポットって、そういうエネルギーをもらえる場所のことなんだよね、つまることろ。

僕にとっては、この茅ヶ崎の海なんだなあと、あらためて実感するの。まあ、茅ヶ崎じゃなくても、海はくれるけれどね。

ちなみに最近は、都内に出ることが多いこともあって、あらためて〈東京〉という場所を見直して、パワーをもらってる。

自分が育ったところ、住んでいた場所って、やっぱりパワーがありますよ。くれますよ、エネルギー。

外苑前、表参道あたりを歩いていると、ワケもなくフツフツと力が湧いてくる。よっしゃ、やったんで、とワクワクしてくる。

親父が生きていた頃は、どっかで、ここはオレの街じゃない、なんて思ってたけど、茅ヶ崎も東京も、僕に踏まれた街で、僕が踏まれた街で、僕を生かしてくれる街だったんだなって、今ようやく受け容れられて、力をもらう。

最近は、都内を歩きまわって、そういう〈場所〉が増えてきている。自分にフィットする場所って、あるんだよね。

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