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前回までで、頭の中にあるすべての「気になること」を書き出したり、整理しなければならないものをInboxにまとめました。

今回からは、それらを「いつやるか」「どこでやるか」ということを決める作業です。これがけっこう気持ちいいんです。はりきってまいりましょう。

【はじめてのタスク管理 #4】頭の中にある「気になること」をすべて頭の外に追い出そう! | KLOCKWORK APPLE

1.「ゴミ」やるかやらないか?

Olympia trash cansOlympia trash cans / dreamsjung

まずは、Inboxに集められた「気になること」を上から見ていき、それがやるべきことなのか、それともやる必要がないのか、を判断します。

やるべきこと、あるいはやりたいことであればとりあえずそのままにして、やらないことは消してしまいます。思いついたり、気になったりしている問題やアイデアでも、よく考えてみたら必要ない、ということは多くあります。

たとえば僕の場合「韓国に参鶏湯を食べにいきたい」という気持ちがあってInboxに書き込んだのですが、よく考えてみればそれほどでもないなww、と思い直して削除しました。「子どもが朝食を食べるのが遅いのをどうにかする」というのも、そこまできっちりする必要もないな、と思い直して削除しました。

大事なのは「自分にとってこの行動が本当に必要なのかどうかを考える時間」を持つことなんです。

2.今はやらないけどいずれやるかもしれないこと

Barcelona / Moyan_Brenn_I’M BACK NOW

「バルセロナ移住計画を立てる」「来月のプレゼンの準備をする」「正月キャンプのプランを作成する」などの、今はやらないけどいずれやるかもしれないことは、削除せずにとっておきます。

僕の場合は、OmniFocusで作成したそれぞれのプロジェクトに放り込んで、日付を設定します。そうすればその期日まではそのタスクは隠されて、期日が来れば自動的にOmniFocusに表示されるようになります。

「来月のプレゼンの準備をする」であれば、「会社業務」のプロジェクトに入れて、来月のプレゼンの一週間前の期日を設定します。「正月キャンプのプランを作成する」の場合は、「家と家族」プロジェクトに入れて同様に期日を設定します。

また「バルセロナ移住計画を立てる」のように、いつやるかわからないタスクは「やりたいこと」「いつかやる・多分やる」というプロジェクト(フォルダ)を作って入れておきます。

3.資料

Save me, I’m drowning in data! / quinn.anya

「ネットで見つけたライフハック術」「仕事で使うかもしれない写真」「いずれ役に立つかもしれない情報」などは、すべてEvernoteにぶっこみます。物理的な書類もスキャンしてEvernoteに入れることができれば理想ですが、できなければ、その場で適した場所に移動しましょう。仕事で使う資料であれば仕事用のファイルや書類入れを用意し、家族の写真ならアルバムに入れる。

「Inboxに戻さない」というのが絶対的なルールなので、ここできちんと適所に収めましょう。「ファイリングは今やらなければ、後でやることはまずない」というのはデビットの言葉です。

4.次にやるべき「具体的な行動」を決める!

さあ、ここがタスク管理の「処理」の最も大事なところです。

「気になること」をやるかやらないか、いつやるか、とっておくか、の処理をした後に残った「やるべきこと・やりたいこと」は、ここで目に見える具体的な行動に落とし込んでいきます。

たとえば「押し入れを片づける」というタスクだと、いざやろうとしたときに何から始めていいかがわからないので、モヤモヤしてイヤになってしまうことがあります。そうならないためには、

「押し入れを片づける」→「必要な服ともう着ない服を選別する」→「家内に相談する」→「家内と一緒に片付けをする期日を決める」

 

ということになり、「押し入れを片づける」タスクの次にやるべき行動は「家内と一緒に片付けをする期日を決める」となります。

これがタスク管理の醍醐味であり、この行程を簡単に処理してまとめて保存しておけるのが、魔法のほうき『OmniFocus』なんです。

「今度のキャンプの食事プランをつくる」とか「Twitterクライアントを検討する」のような決断・検討系のタスクも注意が必要です。

「今度のキャンプの食事プランをつくる」 → 「アウトドア料理の本を買う」 →  「ネットで調べる」 →  「Twitterクライアントを検討する」 →  「検討するリストを作る」 → 「アプリをネットで調べる」

 

のように、資料収集が次にやるべき行動になります。

まとめ

「気になること」「次にやるべき行動」がわかると、ホンットに気持ちよくなります。

我が家は毎年庭の雑草に悩まされているので、「庭の雑草をどうにかする」というタスクを書き出したのですが、次にやるべき行動を導き出すことによってようやく解決に向かっています。

「庭の雑草をどうにかする」 → 「お隣さんに草刈り機を借りて刈る」→ 「いつも借りてばかりなので家でも購入するかどうか検討する」 → 「ネットで調べる」

 

ここまで落とし込んでおかないと、なかなか実際の行動には移せないものです(最終的な次の行動が「ネットで調べる」になることが多いのはまさに情報化社会ですが)。雑草が生い茂っていても死ぬわけじゃないですから、疲れているときや他の問題に追われているときにはどうでもよく感じられてしまうものです。

しかしそうやって後回しにしておいた矮小なタスクが、後でじわじわとあなたの首を絞めてくるのです。

そうならないためにも、いつ、どこで、どういう状況の時にやるか、を決めておくことが大事なります。

次回はそれらをもっと詳しく見ていきましょう。

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