鎌倉在住の友人が超オススメするラーメン店『一閑人(いちかんじん)』へ行ってきました。
店構えからインテリア、ラーメンやデザート、店員さんの本物の笑顔まで、すべてがもうファンタスティックだったので、僕も心をこめて紹介させていただきます!
可愛い豚ちゃんがお出迎え。この日は昼時で混雑していたのでちょっと外で待ちました。
スッゲーカワイイ店内!ラーメン屋さんとは思えません。これカフェやがなカフェ。
友人に「まずはこれを食え!」と念押しされていた「鎌倉サラダ150円」。タルタルっぽいコクのある特製ドレッシングも素晴らしいんだけど、新鮮で種類豊富な地野菜が本当に美味しい!
苦味の効いた葉物野菜を中心に、イチジクやラディッシュ、インゲン、シカクマメ、パプリカなど、いろんな野菜がアクセントとなっているので、前菜とは思えない複雑で完成された味!これを食べるためだけに来店してもいいくらい。それに150円ですからねー安い!
これまた友人のススメで「つけ麺並盛830円」。全粒粉の平打ち麺がつるつるいけちゃいます!並盛って言っても300gもあるのよ!女性はもとより男性でも小食の人は要注意!スダチを麺に搾っていただきます。
つけ汁は、豚骨や鶏がら、魚介も入った感じのとろりとした濃厚なスープなんだけど、ほどよい酸味があって後味はさっぱり。スダチを搾ったさっぱり麺が濃厚スープと絡んだ挙げ句にやっぱり爽やかでなんつーうまさだ!っていう忙しい味←よくわらかないけど(笑)。
つけ麺には葉物野菜とぶっといメンマ、キクラゲにトロトロチャーシューが添えられているんだけど、チャーシューやキクラゲもスープにつけると激ウマ!何食っても激ウマ!俺感激!
家内が頼んだのは『豆乳塩ラーメン(柚子風味)750円』。豆乳のコクが深くて、甘い旨味が絶妙なスープなんだけど、クコの実とか葉物野菜が入っていて柚子の風味も効いているので、やっぱりこれも爽やか。もうコクがあるのか爽やかなんだかどっちじゃい!とやっぱり忙しく美味しい一品!
メニューはこんな感じ。つけ麺は辛味が入った「青唐つけ麺」やもっと辛い「ハバネロつけ麺」とかもあって、そっちも人気みたい。辛さも調整してくれるみたいなんで、今度はチャレンジしてみよう。香菜(パクチー)もトッピングできるんだぜ。
隣のお客さんが「正油ラーメンに煮卵」ってオーダーしたら、お店のおねえさんが「わたしもそれがいちばん好きなんです!」って満面の笑顔で言ってたから、次は正油ラーメンにしようかな。
それにしても店主らしき男性もおねえさんも、しっかり目を見つめた心のある接客がとても嬉しかった。仕事と割り切っていない「おもてなし」の気持ちがあるからこそ、ラーメンの味もお店の雰囲気も素晴らしいものに仕上がっているのだ(おもてなしって使いたかっただけじゃないぜクリステル)。
ビールも各種揃っていたり、カクテルなんかもあるので、鎌倉野菜をつまみに昼から呑んじゃうなんていう贅沢もできそうだけど、人気店だからあんまりゆっくりできないのかな?
最後にまた驚いちゃったのがこの『杏仁豆腐(250円)』。出てきた瞬間そのお洒落加減にテンション上がっちゃったんだけど、食べてみてまたびっくり!オラこんなに爽やかな食べものに出会ったことねえぞ!
杏仁豆腐の上にはバジルシード(バジルの種)のあっさりソースとイチジクがかかっていて、これが杏仁の甘さを引き締めちゃってまあうまいんですわ!
とことん爽やかでお洒落で美味しい、どこをとっても素敵なお店。
イチジクやバジルシード、香味野菜などのアクセントをふんだんに使った料理の数々は、本格イタリアンも顔負けのクオリティ。他にもクワイの水餃子とかメニューも豊富で、ラーメン屋さんと言うよりは本物の料理人が作る麺料理屋さんですねここは。
味が美味しいだけじゃない、目で楽しんで、香りで喜んで、意外な仕掛けに驚いて、また味で感動する、っていう、本物の料理の神髄をひさしぶりに味わったような気がします。
そしてそういう料理を引き立てる心のこもった接客も素晴らしい。特に馬鹿丁寧に腰が低いとかじゃないんですよ。ただ笑顔で、気持ちをこめて、お客さんに楽しんでもらおうというその想いは、見ていればおのずと伝わってきます。
いろいろと感動したので、ひさしぶりに「ホントに美味しかったです。ごちそうさま。また来ますね」と言って店を出ました。
僕も料理人をやっていたのでよくわかるんだけど、どんな人気店であっても、お客さんに直で「美味しかった」と言われることほど嬉しいことってないんですよ。僕もいつも言うわけじゃないけど、美味しかったら言ってあげるといいと思います。「挨拶したいからシェフを呼んでくれないかい?」なんてのはちょっと照れるけどさ。
ちなみに場所は鎌倉駅から長谷のほうへ10分くらい歩いたところ。駐車場はないのでコインパーキングで。