「あなたはどっち派?iPhone 6と iPhone 6 plusを選ぶべきそれぞれの理由と指針。」なんて記事を書いてみたけど、他のスマホメーカーはともかくとして、それにしても「iPhone 6 Plus」はAppleにしてはおもいきったサイズだとは感じませんか?
今さらだけど、Appleは僕らユーザー(消費者)の要望とか売れ筋とかマーケットとかを気にするような会社ではありません。「他のスマホが大きくなってるから」なんていう痴呆じみた理由で、15センチ以上もある携帯電話を出すような会社ではないってことです。
それこそ僕のような凡人には想像もつかない斬新で深いビジョンがあるのだと信じたいところだけど、とりあえず今日の発表から推測できるのは、iPhone 6 Plusは、単独での使用も可能だけど、Apple Watchと併用してこそ真の価値を発揮できるデバイスなんじゃないの?ってこと。
Apple Watchは、だいたいのiPhone純正アプリをコントロールできるっぽい。Watchでの通話はもちろん、メッセージ、マップ、音楽の再生、カレンダー、Apple TVのコントロール、アラームなど、Siriを使えば僕らが思っているよりずっと快適に使えるかもしれない。
そしてWatchが快適であればあるほど、優秀な製品であればあるほど、今後iPhoneを手に持つ機会は減っていくのだ。
大画面を必要としないアプリなら、腕にはめた小さな端末を指でちょちょいといじるか、昔のSF映画で観たみたいに腕に向かって話しかけるだけで使えてしまうんだもの。わざわざポケットやカバンからiPhoneを取り出す必要はないんだから、iPhone自体が大きいことに日常的な問題はないよね。むしろ大きいほうがいいかもしれない。
リラックスして座れるところでは、Plusの大画面でビデオや写真を観たりゲームを楽しんだりFacebookを眺めたりすればいい。その他の忙しない時間は、これまでiPhoneでやっていたことをWatchでよりすばやくこなせばいい。
Watchがあれば、シャワー中に電話に出ることができるかもしれない。ランニングしながらスケジュールを確認したり、赤ちゃんを抱っこしながら音楽を再生したり、オートバイで走っているときに曲がるところを教えてくれるかもしれない。その間iPhoneはカバンかポケットに入っていればいい。
将来的にそういう使い分けのビジョンがあるからこそ、こんなバカでかいiPhoneを出せる、って踏み切れたんじゃないの。クックやアイブがジョブズの魂を継いでるなら、って話だけど。
Apple Watchにはまだまだ未知な部分が多いけれど、iPhoneやiPadに次ぐくらいに、僕らの生活を大きく変えてくれそうな予感がありますね。楽しみだ。
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