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2014年に泣いて笑った映画ベスト10 #2014movie

2014movie

2014年もたくさんの映画に、泣いて、笑った。

年齢を重ねるにつれて心が惹かれる映画は変わっていく。今まで見向きもしなかったような地味な作品に、じつはとてつもない感動が潜んでいるのを見つけると、生きていてよかったなどと大袈裟に思う。

映画ばかり観ていた中学生が、おっさんになっても映画ばかり観ている。それはなかなか素敵なことだ。

今年観た映画のうちのいくつかを紹介したい。2014年公開の映画だけではないのであしからず。

2014年に泣いて笑った映画ベスト10

10位「寄生獣」

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原作ファンの間では賛否両論渦巻いているらしい超人気コミックの実写映画化作品。この人が主演なら大丈夫!と期待が持てる染谷将太くんと、この監督で大丈夫か?と不安いっぱいの山崎貴監督のタッグらしく、それなりにまとまった微妙な仕上がりではあるんだけど、いやでも良かったですよ。メインは完結編になると思うので、次回に期待を繋げるという意味ではちゃんとワクワクできました!

9位「岳」

 

原作コミックを含めてリアリティに欠けるという評もあるが、僕はこの映画を観て俄然登山を始めたくなった。山は哀しいことと楽しいことが半分半分。日本だけでも毎年数百人もの人が山で命を落としているのに、それでも人々は山頂を目指す。僕もいつか頂に立って、世界を見下ろしながらその理由を知りたい。冬山は遠慮しておくけど。本当の長野県警山岳救助隊に長澤まさみはいないだろうし。

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8位「そして父になる」

子を持つ父親にはぜひ見てもらいたい作品。映画では「過ごした時間と血の繋がりのどちらが大事か?」という葛藤が描かれるのだが、こうした特殊な状況でなくとも、わが国には、父親になれていない男がなんと多いことか!もちろん僕もそうだった。男は子どもが生まれたからってすぐに父親になれるわけではない。いろんな過程があって、そして父になる、のだ。

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7位「イントゥ・ザ・ワイルド」

大学卒業を機に、物質世界を見限って旅に出た青年の実話の物語。僕もちょうど社会や人間関係に疲れてバイクで野宿旅に出た頃だったので、主人公に共感する気持ちが強かった。旅に出てしばらく本物の孤独を味わうと、自分のことが見えてくる。すこしだけやさしくなって帰ってこれる。世界はやっぱりちょっと狂ってるってことが肌で理解できる。

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6位「インターステラー」

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上映時間が長いのに内容も濃密すぎるクリストファー・ノーランの真骨頂とも言えるSF映画。荒廃した近未来で描かれるのは永遠の親子愛。とてつもなくリアルでとてつもなく深いので、体調のいいときに観ないとこっちがやられてしまうほど(笑)。ひさしぶりに表現に対する熱意を教えてもらった気がする。アーティスティックな方向に流れそうなものを、あくまでエンタメ映画を撮るノーランに感服である。

5位「夢売るふたり」

女の力を見せつけられたちょっとブラックなコメディ。阿部サダヲという強烈な主演俳優を、西川美和監督と松たか子が喰ってしまってる。しっとりと笑わせておいて、いきなりブラックでシリアスな展開に持っていく西川監督のある種の残酷さにゾクゾクする。松たか子の体を張った名演技も見物。本当に素敵な女優さんになりました。

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4位「極道めし」

こちらも人気コミックの実写映画化。クサイ飯しか食べられない刑務所を舞台に、男たちが「思い出のメシ」について語りあううちに、人生の大切なものを見つけていく。なんていうあらすじはともかく、この映画を観た後には、すべての食べ物がおいしくなる。誰にだって忘れられないメシがある。忘れられない人がいる。何を食べるかじゃない。誰と食べるかだ。

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3位「アメイジング・スパイダーマン2」

ハリウッドらしいよく出来たヒーロー・エンタメなのに、けっこう感動してしまったアメイジング・スパイダーマン2。前作も観てないのに楽しめたのはIMAX 3Dとエマ・ストーンの可愛らしさのおかげか。一見飄々としてチャラいキャラのスパイディだが、彼の抱えた哀しみの重さはとてつもない。僕はそれを思い出す度に、もっともっとがんばれるはずだ、という勇気をもらう。

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2位「まほろ駅前多田便利軒」

三浦しおんの人気小説の実写映画化作品。主演の瑛太と松田龍平がハマりすぎ。瑛太っていい役者だよなあ。監督は「ゲルマニウムの夜」を撮った大森立嗣で音楽はくるりの岸田繁。才能ある人たちが集まって、お互いに邪魔せず素敵な作品を仕上げた典型的な形。淡々と進む物語と空気感がとてもいい。誰もが抱えている小さな痛みを癒やしてくれる映画です。

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1位「ゼロ・グラビティ」

正月早々度肝を抜かれて、鑑賞後もしばらく映画館のソファに腰かけて動けなかったほどの衝撃を受けた。IMAX 3Dの効果もあるのだろうけど、今まで観たどの映画とも違う、映画の新しい可能性を見せてくれる作品だった。3Dは邪道だと思っていたが、映画は今後こういう形になっていくのかもしれない。IMAX 3Dの劇場でリバイバル上映されたら必ず観にいくつもり。

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