村上春樹さんのサイト「村上さんのところ」を読んでたら、海外ドラマ『ブレイキング・バッド』が3回も出てきて驚きました。
そもそも村上さんはドラマなんて見ないと思ってたのに(映画や音楽ばかりで)、3回も質問を取りあげるなんて、よほどお好きなんでしょう。
マジメな化学教師が高純度ドラッグを売りまくるぶっ飛んだ物語
冴えないおっさんの化学教師ウォルターは、末期ガンで余命わずかと診断されるんだけど、愛する奥さんと障害のある長男と生まれてくる赤ちゃんと多額の住宅ローンを残して、おめおめと死ぬわけにはいかないと、専門の化学知識を活かして超絶高純度のドラッグ「メス」を精製して、死ぬまでに莫大なお金を稼ごうとするんだけど……、ってお話。
もろアメリカって感じの物語。日本版もありえなくないけど、それはあんまリアルじゃない。
ジャケット写真こんなんだけど、そんなハードな作品じゃない。どっちかっていうと笑えるとこが多い。
このドラマに限らないけど、アメリカのドラマを見てると、
今のアメリカがよくわかる。
アメリカのティーンはこんなもん食べてんだ、とか、アメリカの病院はこうなってんだ、とか、アメリカ人のホームパーティハンパねーw とか。
ドラッグも殺人もアメリカ人の食べるモノも、僕らにはリアルじゃないんだけど、そこを突破して、気持ちもろともアメリカに入っちゃうと、このドラマはやたらとおもしろくなってくる。
海外在住歴の長い春樹さんとか、おもしろいんだろうなこれは。スティーブン・キングも評価してるって言うし。
『ウォーキング・デッド』とか『アンダー・ザ・ドーム』は、シーズンが続くにつれてテンションが下がってくんだけど、『ブレイキング・バッド』はどんどん面白くなってくるのがスゴイね。
huluで全話まとめて見られますよ。