何も予定のない平日の午後は、一時間半さんぽすることにしてます。
お昼ごはんを食べて、ちょっと昼寝して、家を出る。
のんびり海を眺めながら三十分くらい歩くと、漁港に着く。
ちょっと高いところに気持ちのいいウッドデッキがあるので、そこに座って午後のやわらかな陽光を浴びながら、本を読んだり、考えごとをしたり、何か書きものをしたり。
雨が降ったり死ぬほど寒いときは、近くのカフェに逃げこんでコーヒーで温まったり、そのまま歩きつづけたり。
三十分たったら戻るので、家に着いたらちょうど一時間半。
これが今の僕の生活における、ひとつの「しあわせのかたち」。
こうやってさんぽすると、情報過多でこんがらがった頭の中が整理されるし、家に引きこもって運動不足の身体を活性化できるし、帰ってから掃除とか家のこととかの雑務もできるので、すべてがちょうどいい。
きっとまた季節がうつろって、やることや大切なことが変わっていけば、このさんぽもかたちを変えるはず。
二時間になるかもしれないし、ランニングやサーフィンになるかもしれないし、やめるかもしれない。
冬は寒くてイヤになるけど、春が待ち遠しい感じも悪くない。
今ちょうど、まだあったかい秋のお日様に包まれながらこれを書いてる。 あー気持ちえー。
きっと、幸せのかたちはうつろっていく。