「今日はその辺にしておいたら?」とかりん様は言った。

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仕事が楽しくなって休憩も取らずに作業していると、かりん様がニャーゴニャーゴと鳴きながら書斎を歩きまわる。

「うるさいなー仕事の邪魔するなよー」と部屋のドアを閉めてしまおうとするが、ふと思いとどまって席を立つ。

ソファに座ってかりん様を膝にのっけて、しばらく撫でてやる。ゴロゴロゴロゴロ甘えやがって、本当に愛らしいやつだ。

だんだんリラックスして肩から力が抜けている自分に気がつく。

仕事で興奮状態だった脳が静かになって、予想もしなかった方向から新しい気づきや言葉、発見が降ってくる。

仕事でちょっとつまずいていたところ、悩んでいたことの答えが、すっと出てくる。

うれしくなって仕事に戻る。

やっぱり流れに身をまかせるのって大事だなあ、とあらためて思う。

かりん様はやっぱりわが家の神さまだなあ、とも思う。

しばらくすると思考が鈍ってきたので、もう一度かりん様とリフレッシュしようとするが、今度は膝にのっけてもすぐにどっかに走っていっちゃう。

さっきまでニャーゴニャーゴとあんなに甘えていたくせに、素知らぬ顔で好きなことをやっている。

僕は苦笑しながらあきらめて、仕事を切りあげることにする。

かりん様はきっと、「もう今日はその辺にしておいたら」と言ってくれたのだ。

お昼ごはんを食べて、ちょっと昼寝をしたら、またゆっくり海辺の道を散歩しよう。

そうやって、静かに、大切なことを大切に扱って、流れに身をまかせていたら、明日もきっと、いい仕事ができるはずだから。

明日もきっと、素敵な日になるはずだから。

そう感じられることが、何より幸せだからニャー。

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