何度でも何度でも気づくけど、僕らは本当に自分自身で自分を「がんじがらめ」にしているんですよね。
僕は心が開いて自由になってから、毎日のようにそれを感じています。
今日もね、僕、生まれてはじめて「さんぽ」ってやつをしてみたんです。
僕は40年生きてきた今日まで、一度も「さんぽ」をしたことがなかったんです。
今まで僕がやっていた「歩く」行為は、「ウォーキング」か「時間つぶし」のどちらかで、自由気ままに好きなところをぶらぶらする「さんぽ」ではなかったんです。
僕は心の奥の見えないところで、さんぽなんかしちゃダメ、自由気ままに歩いてちゃダメ、ぶらぶらしてちゃダメ、って自分にダメダメばっかり言ってたんです。
健康のための「ウォーキング」ならいいけど、約束の時間までにやることがないから「時間つぶし」でその辺を歩くのもしょうがないけど、僕みたいな価値のない人間が、ぶらぶらあてもなく、何の価値も生みださない「さんぽ」なんてしていいわけないの!
って、心の奥の見えないところで思っていたみたい。見えないところだからね、どうしようもない。しかも今上に書いたようなわかりやすい言葉が出てくるわけじゃないからタチが悪い。
3年くらい走って、もうどう考えても僕にはランニングは合ってないと判断したので、最近はウォーキングをしてるんだけど、それもすんげーつまんないの!(笑)
だからこの前、いつものルートを変更して図書館へ行ったら、おやおやなんだか楽しいぞ!
ってことで、今日は本当にあてもなく、曲がり角が来たら気分で方向を選んで、なるべく知らない方へ知らない方へと進んでいったら、うわーなんだこりゃ死ぬほど楽しいじゃん!
別荘地みたいな素敵な路地裏に昔ながらの中華屋さんにモダンなたばこ屋さんに古い銭湯に蝉の声。
歩いてるだけで、小さくてささやかな幸せがいろんなところに見つかって、気づいたらニヤニヤしてるの。
夏の陽光にぢりぢりと肌を灼かれながら、ずっとサザンの曲を聴きながら歩きました。
サザンって若い頃から好きだけど、最近こうしてちゃんと聴くことがなかったから、もうそれだけで目頭が熱くなる。いろんな想い出が去来したりしてね。
とにかくまあ、いわゆるただの、何の変哲もない「あてのないぶらぶらさんぽ」というのを初めてやってみて、もう僕は本当に自由なんだ!ってあらためて思ったんです。
で、よく言うけれども、本当にそういうときに、人生の大きな道しるべやヒント、進むべき方向、悩んでいた問題の答えがね、
すーーーーっと、降りてくるの。
今日もね、今後の方向性とかやることとか、些末な課題でモヤモヤしていたことの答えが、音もなく頭の中に滑りこんできました。
しかも、僕が抱えていた課題はどれも異質で関係のないモノたちだったのに、解決策はひとつだったりして。
うんうんと悩んでいたら、絶対にたどり着けなかっただろうな、という答えが、ぶらぶらニヤニヤ歩いてたら、勝手に入ってきちゃうんだから、もう笑うしかない。
好きなことをやると、勝手にうまくいくっていうのは、こういうこと。
ワクワクすることだけやっていると、心が世界に開くから、問題の解決策とか素敵なことが、勝手に入ってくるの。なんか知らんけど。
でもビックリしたなあ。僕は今まで、さんぽをしたことなかったなんて(笑)。
きっとあなたにも、自分で気づいていない「いわゆるただの、何の変哲もない幸せ」があるはずです。まずはそれを見つけるためにも、ワクワクすることを探してみませんか?
▶連絡先:りゅう