「さあ、今日も元気に仕事をしよう!」
っつって、書斎のワークチェアに座ったら、背もたれがリクライニングしないじゃないのよ!
考えごとをしたり、書類を読んだりするときに、ちょっと背もたれを傾けてリフレッシュするのが、このお気に入りのワークチェアの良いところなのにキーーーーー!
ということで、朝からモヤモヤです。
原因はわかってるの。子どもたちがこのイスでテレビ見たり遊んだりしてるうちに、壊れちゃったんだよね。前にもあったよ。
でもなんかもう、朝だってこともあったんだろうけど、自分でも驚くくらいにイライラ、モヤモヤするんです。子どもたちを怒鳴りつけたいくらい!
でもね、この日はこう考えてみることにしたの。
「イスくらいでぐちぐち言ってる女々しい僕でイイ!」
「そんな小さなことでモヤモヤしてる僕でイイ!」
「器の小さい男でイイ!」
「ガキみたいな親父でイイ!」
そしたら、嘘みたいにスーッと心が晴れてきた。
「まったくしょうがねえなあ、かわいいやつらめ」
くらいに思えるようになっちゃった。
これ以前の僕だったら、
「パパの大事なワークチェアに、なんてコトしてくれたんだ!」
「こんな小さなことでイライラしているなんて、僕はなんてダメな奴なんだろう」
って、無意識に思って、無理やりポジティブになろうとして、なれなくて、イライラがおさまらなくて、モヤモヤが消えなくて、その後の仕事もうまく運ばなくて、どえらいストレス溜めてたと思う。
でもね、イイんです!
どんな自分だって、イイんです!
それを、心屋さんの講演会でもらってきた。
でもさ、それでもイライラが消えないときってありますよね。
そういうときは、ちゃんと相手に言う。ちゃんと気持ちを伝えてもイイんです!
ただし、親からの指示とか命令とかじゃなくて、自分の感情を伝える。
「パパがお仕事に使ってる大事なイスなんだから、勝手に使っちゃダメだぞ!これからは絶対に座るなよ!」
と正論で責めるのではなくて、
「パパのイス壊れちゃったから、すげー使いにくいんだぞー!あのイスで本読んだりお昼寝したりするの好きだったんだからもーー!」
って、親としてカッコつけないで、自分の感情だけを伝える。座るな、とは言わない。
そしたら子どもたちは、なんの縛りもねじれも受け取らずに、「ごめんね」って思うから。
次からは気をつけようって、前向きに「勝手に」考えてくれるから。
家族がみんな笑ってるから。
これで、いいのだ。
▶連絡先:りゅう