「今やりたいって言ったよね!!」
家内が唐突に叫んだので、僕は目を丸くしました。
週末の夜、家内とお酒を飲みながら人生や将来の話をするとき、僕はいつも「〇〇しなくちゃ」「〇〇するべき」ばかり言っていたそうです。
けれど最近、自分に許可を出せるようになってからは
「〇〇したい!」
「〇〇になりたい!」
「〇〇へ行きたい!」
と「やりたい」ことばかり言うらしい。
そしてそれらの僕の欲望に、彼女はことごとく許可を出してくれます。
「映画を見たい!」「見なさい」
「北海道へ行きたい!」「行きなさい」
「心理学を勉強したい!」「しなさい」
「〇〇になりたい!」「なりなさい」
僕が「でも……」って言うと、「大丈夫、どうにかなる」って言う。
お金も時間も環境も、「やりたい」がすべて可能ではないと思っていたのに、どうにかなるって言われると、たしかにそんな気がしてくる。
そしてやりたいことばかり考えて、やりたいことだけやってたら、人生や生活がどんどん好転してきた。
「やるべきこと」と「やりたいこと」が一致してきた。
いや、正確には、「やるべきこと」なんてはじめからなかったんだ、ということに気がついたんです。
ベキベキ星人だった美人女社長
年下の友人に、バリバリの女社長がいます。
彼女はいつも明るくて、前向きで、天真爛漫で、美人さんだけど、野望に満ちあふれてガツガツしたキャリアウーマンという感じではない。
どちらかといえばのほほんとした、誰からも好かれる、一緒にいて気持ちのいい人。
でもそんな彼女も、かつては「〇〇すべき」ばっかり言ってるベキベキ星人だったそうです。
ベキベキ星人は、いつも曇った顔をしていて、肩に力が入ってるから背中がバキバキ。
そういえば僕も、ストレスが溜まったり調子が悪くなると、すぐに首がガチガチに凝り固まってた。
けれど彼女も、自分に許可を出したのでしょう。
まわりの人たちに「もともとアホなんだから思いっきりやれ」と言われて、腹をくくってから、今の明るい太陽のような人になったようです。
自分で自分を縛りつけてませんか?
いつもどこか表情が曇っている人や、言葉の端々にネガティブが潜んでいる人っていますよね。
偉そうに言ってるんじゃなくて、僕自身がついこの前までそうだったので、よくわかるんです。
僕もずっと、もっとこういう自分にならなきゃって、自分に枠をはめてた。でも自分じゃ気づかない。
もしあなたの背中や首がバキバキだったり、毎日に息苦しさを感じているのなら、思いきってやりたいことをやってみてください。
幼い頃にエルサにかけられた呪いを解きはなって「自分は好きなことをしていいんだ」と許可を出してあげてください。
人に嫌われたって、迷惑かけたっていいんです!
決してひとりぼっちにはならないから!
今の僕はまだ発展途上ですが、これからもっともっと勉強して、そんな「好きなことだけやって生きていく」ライフスタイルを、みんなと共有できたらいいなと思ってます。