本田健さんが「人生のすべての幸せと豊かさは、人間関係からやってくる」って言うように、うれしいことも苦しいことも、だいたいは根っこに人間関係があるよね。
- 仕事で悩んでるようでも、じつは家族との関係に悩んでたり。
- ダイエットしたいっていうのも、本当は誰かに認められたいからだったり。
- お金がないとか自由になれないとかも、自分じゃない「誰か」とのしがらみが気になって、思うように動けないことが根っこだったりするしね。
どっかの作家が言ってたように「人の間(のしがらみ)で生きる」って書いて「人間」なんだよね。
僕らはふだんぜんぜん「聞いて」ない
そんな人とのしがらみをなくして楽しく生きていく第一歩は「聞く」ことなんだよね。
僕らは自分が思っているよりずっと、人の話を聞いてないんだわ。ぜんぜん聞いてないんだわ(笑)。
聞いてるつもりでも「話が長いなあ」とか「自分は次に何を話そうかなあ」とか「この人まつげ長いなあ」とか、別のこと考えたりしてることが圧倒的に多い( ̄▽ ̄)
・夕飯の支度をしながら、子どもの話を流し聞く。
・スマホをいじりながら、奥さんの話を流し聞く。
・友人の話を聞いているようで、「自分がどう思われてるか」ばかり考えてる。
・真剣に向きあって聞いているようで、「相手をどうやってコントロールしようか」ばかり練っている。
相手の話をちゃんと聞いてないから、その人が
- 本当は何を考えているのか
- 何を求めているのか
- 何をイヤがっているのか
- どんな人なのか
わからないんよ。
人間って、どんなに近しい人でも、親子でも、夫婦でも、子どもでも、親友でも、その人のことなんてぜんっっっっっぜんわかってないじゃん?わかってるつもりなだけでしょ。
そもそも自分のことだってわかってないくせに、人のことなんてわかるかーい!ってね。
それに加えて人は、常に「変わっていく」から。諸行無常でござるから。
出会った頃はこんな人だったとか、小さい頃はこんなだったとか、あの人は昔からこうだったとか、今とは違うその人の「過去の姿」ばっかり追って、勝手に「その人」像を作り上げてる。
「聞く」は「見る」
そういうわからなくて変わり続ける他人を理解するには、まず「聞く」ことです。
その人の目を見て、近づいて、どんな顔して喋ってるのか、手を動かしてるのか、足はどうなってるか、そうやって、耳だけじゃなく五感を使って、相手を観察する。
だから「聞く」というのは「見る」ということだね。
大切な相手を、心地よい関係を持ちたい相手を、キライな相手を、じっくり見ると、いろんなことがわかってくる。
- いつも偉そうにイバってるこの人は、ホントはおびえてるだけなんだ
- いつも黙って受け入れてくれるこの人は、ホントはムリしてるんだ
- いつも反抗的なこの子は、ホントは愛されたいだけなんだ
- すげームカツクこの野郎は、不安なだけなんだ
この人は本当は何をしてほしいのか?本当は何を恐れているのか?本当はどんな人なのか?
それがわかると、意識が変わって、行動が変わって、自分も、その人も変わったりするものです。話を聞いてくれる人には、人が集まりますよ。話を聞いてくれる人は、話を聞いてもらえます。助けてもらえます。
いつも見ている一面だけ見てても、その人の本当の姿はわからんものです。
「一枚の葉にとらわれては木は見えん。一本の樹にとらわれては森は見えん。どこにも心を留めず、見るともなく全体を見る。それがどうやら『見る』ということだ」___沢庵和尚(バガボンド)
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Comments by 茅ヶ崎の竜さん
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ボクはボクの今日を暮らす。アナタはアナタの今日を暮らす。
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