「心屋さんの本を読んだんだけど、しっくりこないので教えてほしい」
と、言われることがままあります。
僕は心屋さんにお会いしたこともないし、セミナーにも行ったことないので、答える資格があるのかな?とは思うけど、まあよく聞かれるので、今パッと思うところを書いてみますね。
読みたくないなら、読まないでいい。
よく聞かれるのが
「がんばらないってどういうことですか?」
「好きなことだけやるってありえないですよね?」
という二つ。そしてこう続く。
「とりあえずがんばって心屋さんの本を読んでみたんだけど、やっぱり腑に落ちないんだよなあ」
誰かに薦められたから、最近みんな読んでるから、なんかタイトルが胡散臭いけど、とりあえず読んでみようと、がんばってページをめくる。
ほらね?もうがんばっちゃってる!
がんばってイヤイヤ読んでるのに、頭に入ってくるわけないですよね?心に響くわけないですよね?
僕が劇的にパッカーンしたのは、読む前からすでにもう開いていたんだなあ、と最近思うんです。
いろいろ幸運が重なって、心屋さんの本を手に入れたときは、もう1ページ目からワクワクドキドキしながら、それこそ両の眼を見開いて、ニヤニヤ気持ち悪い顔で読んでいたと思います(笑)。
だから、すーーーっと入ってきた。
39年間信じてきたこととまったく逆のことが書かれていても、「そーだったのかー!」とストーンと腑に落ちていく。
だから、読みたくなかったら、がんばって読まなくていいんです。
代わりに、好きな本を読んでください。
マジメに本なんか読まなくていい。漫画とか。「スラムダンク」とか「めぞん一刻」でも読んだらどうでしょうか?
いつか、読みたくなる日がきっと来ます。たぶん(笑)。
「一生お金に困らない生き方」から読まない。
「まず「好きなことだけして生きていく。」を読んでからでないと、「一生お金に困らない生き方」は入ってこないんじゃないかな」って。
これはもちろん立花さんの個人的な私見なんだけど、僕はその通りの順番で読んで、ストンと入ってきました。
タイトルが強烈ですからね。「好きなことだけして生きていく」よりも「一生お金に困らない生き方」のほうを、先に知りたいと思う人も多いでしょう。
もっと言うと、その前に「がんばっても報われない本当の理由」がいいと僕は思います。
好きなことだけして生きていくために、一生お金に困らないで生きていくためには、まず、
「僕らはがんばらないと幸せになれない」
という大前提を覆す必要があるからです。
もちろんどの本にもそういうことが書いてあるんだけど、タイトルの力って大きいでしょう?
個人的には
「がんばっても報われない本当の理由」→「好きなことだけして生きていく。」→「一生お金に困らない生き方」
の順番がいいと思うよ。
やり方は書いてない。
立花さんにこうも言われたんです。
「竜ちゃんはやり方うんぬんの前に、『在り方』に問題があるかもしれないね」って。
だから僕は
「39年間苦しんできた僕の考え方・在り方そのものを、この本は変えてくれるかもしれない!」
と思いながら、読んだんです(ここですでにもう開きはじめてますね)。
心屋さんの本にも、具体的なやり方は書いてあるけど、それ以上に、そもそもの自分の考え方・在り方の話が大半であり、核なんです。
今まで当たり前だと思っていたことが覆るような、自分の全思考の根幹にある「在り方」の話ですから、すぐにヒョイヒョイと真似できるライフハックや裏技などの「やり方」とは違うんです。
それがわからないと、ささっと読んで、腑に落ちない(実感が伴わない)ということになる。
焦って読まない。
けれど上に書いたように、心屋さんの本の大事なところは「やり方」ではなく根本の「在り方」ですから、そんな簡単には入ってこないんじゃないかな。
なんせ、今まで信じてきたことの「逆」のことばかり書いてあるんだから(笑)。
「わからないところは飛ばして読む」みたいな読書術がありますが、それよりは「腑に落ちないところは立ち止まってじっくりリアルに想像してみる」ことが大事です。
「とりあえずさっと読んでみたけど、よくわからないからまたじっくり読んでみる」
という人もいましたが、たぶんそういう人はもう読まないですよね?(笑)
長年信じてきた思いこみは、そう簡単に覆らないし、そう簡単には開かないかもしれません。
開く人は嘘みたいに簡単に開くかもしれないけども、どうしても腑に落ちないという人は、参考にしてみると役に立つかもしれません。
あるいはね、無理やり読まなくていいじゃないですか。
心屋仁之助を読まなくたって、死にはしませんよ(笑)。
でも読んだら、もしかしたら、がむしゃらに「がんばってるスゴイ人」じゃなくて、「何か知らんけど楽しんでる人」に、あなたもなれるかもしれません。
とりあえず僕は今、これまで生きてきた中で最高にハッピーですよ。そしてこれからもずっとずっとそうであるって、わかっちゃってるんです。
▶連絡先:りゅう