僕らは「こころ」を磨くことで、どこにだって辿り着くことができる。

Beach Trekking.
Beach Trekking. / NeilsPhotography
いつの頃からか、心が不安定になるようになった。

うつ病とかノイローゼとかいうほどじゃない。ただ日によって、気持ちが上がらなかったり、漠然と不安な気持ちに包まれたりと、心がゆらゆらすることがあるな、と感じるのは僕だけじゃないだろう。

何年か前から、ビジネスの効率化やライフハックに関する書籍やブログを読むようになって、人生を好転させるための知識やノウハウをそれなりに身につけてきたつもりだったけど、何か決定的なものが足りないと、常々、欠乏感を抱いていた。

メジャーリーガーの川崎宗則選手など多くの著名人をトレーニングしたメンタルトレーナー・久瑠あさ美さんの『このまま何もしないでいればあなたは1年後も同じだが潜在能力を武器にできれば人生はとんでもなく凄いことになる』を読んで、その欠乏していたものは、「心」であったのだと学び、ようやく胸のつかえが取れた。

自分自身の未来のために、そして同じような想いを抱いている人たちのために、僕が学んだポイントをまとめておく。心の持ちようは簡単にまとめられる類いのものではなく、あくまで僕が学んだことなので、興味を持った人は本書を読んでくださいね。それにしても長いタイトルだ(笑)。

いちばん大切なのは、心のエンジン。

Yamaha engine
Yamaha engine / lrargerich
GTDなどのタスク管理や時短術、セルフ・マネジメントなどを学んで実践すれば、たしかに効率は上がるだろうし、結果も出るだろう。

だけど一番大切なのは、それらの行動を起こすためのエンジンである「心」だ。どんなにグリップのいいタイヤと、どんなに扱いやすいハンドルと、どんなに吸収性の高いサスペンションが備わっていたって、エンジンがその力を余すことなく発揮できなければ、オートバイは進まない。

自分を臆病にするのも勇敢にするのも、心しだい。

「やる気」とか「モチベーション」とか「情熱」とか、いろんな言い方をするけど、それはぜんぶポジティブで前のめりな状態の「心」のこと。大切なのは、ポジティブばかりに気をとられずに、自分の心をきちんと把握することだ。

やる気を出すんじゃなくて、ワクワクドキドキする!

人間が生きる上で最も大切なキーワードは「enjoy」だ。楽しんでいるとき、人は最大の力を発揮することができる。

毎朝、目が覚めたときに「さあ、今日も人生の目標のために、幸せのために精一杯努力するぞ!」とハナから思うのはなかなか難しい。それはワクワクしていないから。努力を楽しいと思えていないからだ。

人間の潜在意識は、楽しむことで動きはじめる。ワクワクドキドキしながら本当にやりたいことに向かっている瞬間、人は無敵になれるらしいんだけど、じゃあどうすればいいのよ?

「やりたい」という強い気持ち!あなたの本当の気持ち!

人間のエンジン、心の原動力となるのは、「やりたい!」「なりたい!」「ほしい!」という、強烈な「want」の意思だ。それがはっきりしていればしているほど、気持ちが強ければ強いほど、エンジンはガンガン動いて、力を発揮することができる。

ゆったりとした気持ちで、「在りたい自分」の姿を思い浮かべてみよう。僕はいつも「人生の六本の柱」に沿って、将来の自分の目標を書き出していたけど、そんなビジネスライクなオカタイ感じじゃなくて、ただそっと目を瞑って、「こんな人生サイコーだよなあ」という光景を浮かべてみてほしい。そこで自然と顔がにやけてしまって、心がワクワクしてくるのが、あなたの本当の「want」の姿だ。

僕は今まで、夢や目標を詳細に明確化することばかりに気をとられて、年収はいくらで、どこに住んで、何をやっているのかを一生懸命書いていたけど、あんまりワクワクしてなかった。むしろ「将来の目標を明確化できなければ成功はない」なんつって、眉根をしかめていたくらいだ。

ゆったりと自分の本当の「want」をイメージしてみたら、今まで気がつかなかった自分の夢や願望に気がつくことができた。箇条書きにするんでなくて、愛する人に語りかけるように書いてみるといいかもしれない。

「そんなバカみたいにたくさんお金はいらないなあ。文章を書いたりして、家で仕事ができて、家族との時間がたくさんあって、時間に縛られてなくて、海や山や自然に近い場所で生活して、たまには都会で刺激的な人たちと話をして成長して、僕が書くものや作り出すものが、たくさんの人たちの心の安らぎに繋がって、たくさんの人たちがハッピーになって、その結果としてお金がついてくれば最高だし、そしたらカッコイイ車やオートバイを買ったっていいし、やっぱりそれなりのお金がないと人生を楽しむことはできないし、心に平穏も訪れないけど、そこが一番ではないよね。大きな家で、みんなで毎日ワイワイ、楽しく生きていけたらいいよね。家族も、友人も、自分の周りにいる人みんなが、いつも笑っていられれば、僕だってずっと笑っていられるよなあ」

こんな風にイメージしたら、もうそれだけで心がワクワクしてくる。これが本当の「want」なんだなきっと。

「できる!」と根拠なく自分を信じる気持ち!

せっかくワクワクドキドキさせてくれる「want」という心の原動力があるのに、それを邪魔する奴がいる。自分自身だ。

「自分にはできないんじゃないか?」「経験がないから無理だ」「僕には向いていない」というメンタルブロックと呼ばれるやつだ。

メンタルブロックは、これまでの経験や理屈や概念や統計学など、過去を基準に考えるから生まれるものだ。前も失敗したからできっこない、とか、理系じゃないから無理、とか、頭は理屈をこねて「できない理由」を探す。

だけど大切なのは「これまでの自分はどうあれ、この先の自分はどう在りたいのか」なのだ。過去の自分じゃなくて、未来の自分を、根拠なく信じる気持ちが、メンタルブロックをぶっ壊してくれる。とは言っても、そんなにいきなり自分を信じられるものだろうか?

僕らはふだん自分の能力の10%しか使っていないんだって!

残り90%は、ふだん意識されていない「潜在意識」と呼ばれるところにある。

なんか「メンタルブロック」とか「潜在意識」とか自己啓発バリバリの単語が並ぶと、以前は僕もちょっと引いていたけど、知っておくべきだと思うよ。

「経験は最高の道しるべ」という言葉があるけど、そういう過去の理屈や概念だって、10%の顕在意識から導き出されたものなのだ。僕らには、まだ使っていない「秘めたるスッゲー力」が眠っていて、潜在意識を武器にすることができれば、その力を使えるという話。

つまり、今日まで戦闘力10で戦ってきたけど、潜在意識を解き放てば、戦闘力が50にも100にもアップするってこと。そう思えば、自分を信じることができるかもしれない。根拠はないんじゃなくて、潜在意識。自分の秘めたるパワー。悟空がカリン塔を登って超聖水を飲んで解き放ったあの力だ。

そんな力が本当にあるかって?もちろん信じるか信じないかはあなた次第。だけど自動車王フォードはこう言っているよ。

できると信じる人も、できないと信じる人も、どちらも正しい。 ___ヘンリー・フォード

僕が毎朝書写して意識している3つの武器

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本書では、夢を叶えるための「三種の神器」と呼ばれる3つの概念が紹介されているけど、僕にはクリアに入ってこなかったので、自分でカスタムして、3つの武器を毎朝ノートに書き出して意識するようにしている。

1.「やりたい」という強い気持ち

自分が望む未来を思い出して、イメージして、ワクワクドキドキする。今日実際にやる仕事や作業は楽しくないかもしれないけれど、それが将来の夢に近づくんだということを、常に念頭に置いて、ワクワクしながらすべての行動ができるように!

2.「できる」と根拠なく自分を信じる心

不安になることはたくさんあるけど、そういう本当の瞬間でも、どんな状況でも、自分にはまだ発揮できていない「潜在意識」のパワーがあって、それを信じるだけでそれを使えるんだ!

3.未来だけを見つめる瞳

昨日の失敗や過去の自分はどうでもいい。大切なのは先に見えるもの。目指すもの。うまくいっている自分の姿のイメージ。

どうやれば「こころ」を磨けるの?

すべての瞬間を楽しんで、自分を信じて、未来だけを見つめつづければ、人生が楽しくなりそうなことはわかった。

でもそれを毎日の生活で徹底するにはどうしたらいいの?明日の朝起きたら、また「僕にはできっこない」とか思ってしまわないの?本番では緊張して実力を発揮できないんじゃないの?などと思ってしまうのだが、それに対する実践的なアイデアも、本書では紹介されている。

毎日、自分のやりたいことや自分の信じる力を確認することも大事だけど、次回は、もっと具体的に僕が実践しようと思っているそれらのノウハウをまとめたいと思ってます。