Summer Bliss
Summer Bliss / kathryntaylor
欧米では、夏の間だけ時計を一時間進ませて、昼の時間を長くする「サマータイム」という制度が用いられている。

残念ながら現在の日本では導入されていないが、夜明けの早い夏には早く起きて活動を始めるというのは、省エネルギー云々だけでなく、太陽の恵みをより多く享受できる、じつに合理的なシステムだと思う。

そこで我が家では、気温が25℃を越える頃から、週末だけサマータイムを導入している。

いつもより1時間早く起きるだけで、夏がもっと楽しくなる。

Summer
Summer / basheertome
「週末サマータイム」を導入する方法は簡単。ふだん起きている時刻より1時間早起きて、その後のスケジュールをすべて前倒しすればいい。時計の針を進める必要はない。

僕の場合、いつも土日は午前7時に起きているので(平日は午前4時)、週末サマータイムを導入したら、午前6時に起きるようにするだけ。

土曜日なら、そこからいつも通り朝食を取って、コーヒーを飲みながら日次スタートをしたり、FacebookやTwitterを眺めたりした後、3時間かけて週次レビューや家計簿、家の管理や整理などの雑用をこなす。その後、家族全員で1時間かけて家中の掃除をする。

平常ならそこでちょうど正午になるのだが、サマータイムのときにはまだ11時。ここでゆっくりしてもいいけど、ちょっと早い昼食にしてしまうのもいいだろう。

明るいうちからビールを飲もう!

traveling beer; Greek beach
traveling beer; Greek beach / Global Jet
夏の休日の午後は、天気が良ければ庭で本を読んだりギターを弾いたりしてリラックスするので、気持ちがよくなってビールが飲みたくなる。

そんなときもサマータイムなら、時刻に気兼ねなく真っ昼間から美味しくビールが飲めてしまう。

たった1時間の違いだけど、夕方になってくるとその差は大きくなる。本当はまだ午後5時だけど、サマータイムで午後6時になっているので、まだまだだいぶ明るいけれど、ちょいちょいチーズとかナッツとかをつまみながらお酒を楽しむ。

とかなんとか言い訳をつけて、明るいうちからビールが飲めるのだ!

「週末サマータイム」の3つのメリット

CPX Interactive End of Summer Pool Party
CPX Interactive End of Summer Pool Party / CPX Interactive

1.明るい光は人を元気にする。

文字通り夜明けとともに起床するので、平常よりも明るい時間に活動することができ、たくさん太陽の光を浴びることができる。太陽光をたくさん浴びると、心を整える作用のあるセロトニンと眠りを助けるメラトニンの分泌が促進されるので、元気を蓄えることができる。

何よりも夏を愛する僕のような人間には、それだけでハッピーなのだ!

2.深酒しても早寝できる。

時間を進めるのは1時間だけだが、夏の午後は気持ちがよくて明るいうちからお酒を飲みはじめるので、真夜中まで飲んでしまう、ということがほとんどない。

たとえば普段の週末なら19時から飲みはじめて、夜中の0時過ぎにぐでんぐでんになってベッドに入る展開でも、サマータイムという免罪符を使って15時くらいから飲みはじめてしまえば、同じくらい飲んでも21時には寝られちゃう。

むしろ明るいうちから楽しく飲んでいると、ほろ酔い加減でハッピーになって、明日のためにも早く寝ちゃおう、と思えたりするので、翌日を二日酔いで無駄にするなんて事もないのだ。

3.月曜日の朝がつらくなくなる。

週末に遅くまで寝てしまうと、月曜日の平日時刻に起きるのがつらいものだが、週末サマータイムに起きていれば、そんなブルーマンデイも回避できる。楽しい週末の疲れを引きずらないですむのだ。

ステキな夏をよりたくさん味わおう!

Pool
Pool / Peter Werkman (www.peterwerkman.nl)
たった1時間、いつもより早く行動しようという意識を持つだけで、結果的にはそれ以上の時間を「夏を楽しむために」使えるようになる。

いつもより1時間早く起きた早朝に散歩に出かけるもよし、いつもより1時間余裕のある午前中に好きなことをやるもよし、いつもより1時間長い夏の宵の時間にお酒を嗜むもよし。

「週末サマータイム」を導入して、ステキな夏を、よりいっそう楽しみませんか。

6月と9月にはさまれたのが夏じゃない。宝物の地図、胸のポケットに入ったなら。
___『夏の地図』ザ・ハイロウズ


ディスプレイの色温度調整アプリ『f.lux』で心にもやさしさを。 | THE KLOCKWORKS