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世の中にはときおり、なんでこんなにスゴいモノがあるのにみんな騒がないのよ!?っていうモノがあるんだよね。

最近はネットやデジタルのテクノロジーがあっという間に、それこそちょっとよそ見してる間にバキューン!って進化しちゃうから、しれっとスゴいモノを見逃しちゃうのは俺もあるんだけどね。

最近、というかちょっと前に知って、こりゃスゲえや!って静かに興奮しちゃったのが、SONYのnasneっていうネットワークレコーダー。前にもちょっと書いたけど、ひとことで言えば、ドラえもんの秘密道具ですよこれは。「どこでもドア」はまだしばらく発明されそうもないけど、これ「どこでもテレビ」なんす。文字通り、どこにいても、テレビが見れる、スンゴイやつ!

スペックとかより実際の使い方を説明すると、まず、リビングのテレビにnasneを接続するでしょ(テレビはなくてもいいんだけど)。nasneには1TBのHDDレコーダーが内蔵されてるから、200時間くらいたっぷりテレビ番組を録画できます。で、ふつうのHDDレコーダーとかだと、接続してるそのテレビでしか見れないところが、nasneっていうのはホームネットワーク(家に飛んでるWi-Fi)に繋がってるから、他の様々な機器で、その録画した番組と、そして今現在放映中のテレビ番組も見れちゃうっていう。

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つまり、俺の二階の書斎のiMacでも、寝室のテレビ(BRAVIA)でも、お風呂で使うiPadでも、家中どこでも、いや、それだけじゃなくて、ネット回線を使って、外出先のiPhoneでだって、見ることだってできちゃう。ね、これ「どこでもテレビ」でしょホントに。

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俺の場合は、引っ越しにあたって、書斎にテレビを置くかどうかで迷ってたんですよ。新居の書斎は、好きなものを好きなだけ散らかせる大きなデスクと、たっぷりの本を収蔵できる書棚、いつでもゴロンと横になって仮眠できるソファを置くことに決めてたので、テレビを置くスペースがなかったのね。でもテレビをつけながら作業すると案外集中できたりするからできたら欲しいなあなんて思ってたところ、あら、nasneってのがあれば、iMacでテレビ流しながらあれこれできるっていうじゃないの、ってのが発端で導入しました。

で、引っ越し祝いに、スピリチュアルとサイエンスの同居する男・よっしーってクールな友だちが贈ってくれたんだけど、いやあ予想通り素晴らしかったですこれはー!

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▲ 筐体はすごく小さくて軽い。

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▲  PSマークがあるから誤解しがちだけど、プレステは必要ない。iPhoneやiPadだけで見るんなら、テレビすらいらない。

まず、今んとこの使い方としては、iPhoneやiPadの「TV SideView」ってアプリで(これ必須)、見たい番組を見つけたら、アプリから録画予約。それは外出先からでもできるから、電車の中でネットニュースを読んでて、「ダウンタウンなう」に吉岡里帆ちゃんが出る、なんてのを見つけたらすぐさまその場で予約ですよ。

で、家に帰ってヒマなときに見ようかなってときには、リビングのテレビ(BRAVIA)でそれを見たり、途中でお風呂に入りたくなったら、お風呂にiPadかMacBookAirを持ち込んでつづきを見て、寝室で最後まで見る、みたいに、まさに文字通り「どこでもテレビ」見てますからね。

あとは、書斎で仕事してるときに、iMacで「StationTV Link」ってアプリを使って、現在放映中のテレビ番組を見るともなく見るってのがいいのよ。たしか糸井重里さんも言ってたけど、なにかクリエイティブなことしてるときって、外的な要因に邪魔されたくないこともあるけど、案外テレビとかラジオとか子どもが騒ぐ声とかノイズがあったほうが脳がスムースに働くんだよ。

うちみたいに家族が多いと、リビングでは子どもたちがゲームやってて、ママが寝室でゆっくりしてるときでも、俺は書斎でワイン飲みながらiMacで録画してたドラマ見たりね。Netflixで映画見ることが多いけど、nasneが来てからテレビの素晴らしさをあらためて楽しんでるよ。

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あとスンゴイのが、録画した番組をiPadとかのモバイルデバイスにコピーできるから、外出先でも見れちゃうんだよね。俺は家で仕事してるからやったことないけど、出張の多い友だちなんかは興奮してたよね。

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ただまあこれも過渡期のプロダクトだから難点欠点もまだまだあって、まず導入の猥雑さ。家にWi-Fiが飛んでるのはもちろん必須条件として、テレビアンテナ線とホームネットワークを有線でnasneに繋げる必要があるから、テレビとnasneとルーターが近くにないとダメなの。うちはルーターとテレビ(およびnasne)が離れたところにあるから、無線LAN子機を別途購入して、ホームネットワークとは無線で繋げてる。この辺わかる人はわかるだろうけど、わからない人にはちんぷんかんぷんでしょ? そこはまだちょっと敷居が高いんじゃないかな。詳細は各自ググってね。

あと、我が家のリビングのテレビは最新のBRAVIAなんだけど、nasneと相性がわるいのか(オイコラSONY笑)、毎回ホームネットワークを更新しないと認識されないっていうけっこう致命的な問題もある。けっきょくiPhoneやiPadの「TV SlideView」アプリで操作すれば見られることが判明したんだけど、まだまだ完璧じゃないね。電波が安定しない夕方以降とかだと、iMacやMacBookAirで見るときに、「StationTV Link」で放映中の番組が見られなくなったりもするけど、iPhoneやiPadならどこでも問題なく楽しめます。

ただそういう問題点を含めて考えても、「どこでもテレビ」って環境があると、テレビはつまらないと言われて久しい昨今だけども、まだまだネットじゃ補完できない部分が死ぬほどあるじゃんよ、って実感を得て楽しすぎるよ。

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▲ テレビがあるのにわざわざiPadで見るというバカですね。

最近ダウンタウンも全盛期と比べたら落ち目なのかな〜なんて勝手に思ってたけど、「ダウンタウンなう」と「ワイドナショー」をちゃんと見るようになったら、まだまだ松ちゃんの発想の瞬発力も浜ちゃんの手荒だけどきちんと番組全体を大局的にまとめる力とか、時代の流れと加齢によってやり方を変えてるだけでやっぱハンパねーなーってわかるし、ドラマはもうつまらないと思ってたけど、最盛期と変わらず懸命に新しいものを作ろうという意気込みが伝わるし、タモさんの番組とかBSで所さんの世田谷ベース見たり、有吉とかマツコとか旬のタレント見てても、テレビも自分で選んで見てみたら、すんげー楽しいじゃないのってね。Jリーグと海外の選手見たくてDAZN契約してたけど、やべっちFCと適当なスポーツニュース録画してたら必要ないじゃんって思ったり。

てなことで、俺的には、どこでもテレビが見られるっていうドラえもん的テクノロジーの勝利にも酔いしれたけども、それによって、YouTubeやネットニュースやブログでは補えない、だてに昭和の歴史つくってねえぞコノヤローっていう、テレビの力を思い知ることになりましたね。

テレビはホームネットワークが使える最新のモデルじゃないと対応してなかったり、技術的な相性云々はネットで各自調べてちょうだい。ほいじゃー。

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▲ Macの画面分割で、Amazonとテレビを一緒に眺めたりできるよ。