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年に何回か、二十年前のiBookを起動させては、OS 9のノスタルジックな佇まいとか、古いキーボードのタッチを懐かしんで遊んでるんだけど、この前いつものようにテキストエディットでパチパチ日記ってーか駄文を書き散らしてたら、すごく新鮮な感覚が蘇ったの。なんていうか、かつて味わった……思考とキーボードが直結しているような、流れるような感覚。

あっこりゃ楽しい、なんだこれ、って考えたら、きっとこれこの古いiBookのキーボードの感触が、二十代の頃の俺が文章を書いていたときの感覚に繋がったんだと思う。

説明がムズいけど、なんかこう、頭の中に浮かぶ言葉が直感的に繋がって、ロジックに偏らずにflowに流れる感じ。きっとあの頃は今よりずっと直感的な思考で生きていたんだろうってね。

まあ理屈はともかく、このキータッチ気持ちええわ〜ぐへへへへ〜となったので、この時代のキーボードをゲットすることにしたんだ。

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正確には、このiBookとこの時代のデスクトップ用のキーボードは打鍵の深さも構造も違うんだけど、まあ今のスリムでのっぺりしたAppleキーボードよりは近いかなってことで。

テイラーのライブ前にアキバを一時間半くらい歩いて探したんだけど、なかなか見つからなくて、USキーボードはあったんだけどね、けっきょく休憩したアキバのカフェでググって通販でポチりました。今やニッチなプロダクトもサイバーシティ・アキバじゃなくネットにしかないんだな。

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▲ こんなん。往年のMacユーザーは懐かしいでしょう。

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▲ 現行のAppleキーボードがこんなにスリムなのに対して……

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▲ トランスルーセントのクリアなボディに深い打鍵のキー。曲線がたまらねえ。

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▲ こんなにも違う。ちなみにテンキー付のiMac 2008のキーボードを使ってた。

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▲ 電池駆動のワイヤレスモデルもあったんだけど、iMacの場合USB繋げられるほうが便利だからこっちにした。ちなみにiPhoneは給電されんかった笑。

ゆるいスペースキーを復活させる。

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さっそくテキトーにパチパチ打ってみたんだけど、やっぱ気持ちええ!リターンキーをパチンッ!と弾くように打鍵するときは、ギタリストが円を描くように腕を大きく振って最後のワンストロークを弾くときのようなエクスタシーがある。ジャジャーン!

とーこーろーがー……

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スペースキーがうまく効かない。長いキーの真ん中を押せば効くんだけど、左右だとキーが傾くだけで反応しない。

やっぱ古いからな〜文句は言えないか〜

でもでも、スペースキーってメチャクチャ使うんですよね。変換の度に無意識に押してる重要なキーだから、ここがダメだとタイピングがまったく違うものになる。片足にギプスつけて歩いてるみたいで、全力疾走できない……。

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こりゃイカン、ってなことで、ダメ元でキートップを外して、あれこれ試してみたら、見事直った!

この長いキーの内側に仕込まれてる細い金具の上下を逆に入れ替えたら、ちゃんとキーの左右端っこを叩いても均等に押下されて反応するようになったのでございます。

多分ね、中古なのにメチャクチャ綺麗だったから、お店の人が一度キートップぜんぶ外して掃除してくれたんだと思うんですよ。そんで、逆に付けちゃったと。

いずれにせよおかげで快調快調〜〜〜!やってみるもんですな!

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使い勝手としては、まずやっぱキータッチが心地よい。肉体感覚として、打鍵音も含まれるんだろうな、俺は今タイプしているぞ!書いているぞ!っていう実感が脳髄を走るのだ。

まあ俺の理想のiBookのキーボードよりは打鍵が深いし、やっぱり現行の浅いストロークのほうが疲れないのだろうなあとは感じるけどね。

細かいことを言えば、iTunesの再生停止ボタンがないとか、Mission Controlをキーボードから使えないとか、比較すると不便なところもなきにしもあらずだけれど、それでもこの快感にはかなわん。今のところ。

壊れたときのためにもう一個買っておこうかしら。

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信頼している友人にはHHKBキーボードをススメられたんだけどね、まあアレはアレで、俺はAppleじゃないと意味ないので笑。

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パチパチタイプが楽しいので、くだらねえツイートが増える予感笑。親指シフト?なんだっけそれ?笑