茅ヶ崎では、有志の方たちを中心に、コロナ自粛に対応してテイクアウトを始めた飲食店をリスト化し、Facebookグループでシェアしたり、チラシを作成して配布したりと、新しい動きが生まれているようだ。
これは、ひとつのアップデートであり、大いなる前進だ。
ウイルスの世界的蔓延という、映画みたいな、先の見えない未曾有の困難に対して、自分たちにできることをする。今までやっていなかった試みを考える。新しい回路をつくる。
__人類は今までもそうやって、自分自身をアップデートすることで、困難を乗り越えてきた。
かつて京の名門・吉岡道場が、たった一人の道場破りに荒らされ、何者かに放火され、その歴史と誇りもろとも屋敷を焼失したとき、泣き崩れる門下生に対して、兄弟子の植田良平は言った(バガボンドの話です)。
泣くな。試練は何のために与えられると思う。もっと強く大きくなるためだろう。
それは現代で言えば、
新たな困難に対抗するために、自分自身をアップデートしよう。
ということだろう。
志村けんに泣いたフェーズから、僕らも、次へ進もうと。
僕らには、小さなことから、自分をアップデートできることはいくらでもある。
- しばらく不要不急の外出、人が密集する場所は控える
- マスクをし、手を洗い、顔を触らない
- 家でストレスを減らし明るく楽しく過ごす方法を考える
- 情報の取捨選択と量の調整をする
- 自分の仕事で今何ができるかを判断する
- 家族や大切な人のために何ができるか
- 家でNetflix観てるだけで人命を救っているのだと知る
そして、最も大事なことは、
__新しい自分にアップデートして、この困難を乗り越えてやろう。
という、気概だ。
負けねえ。やってやる。みんなで。怖えけど。ビビるけど。でもやってやる。人生だ。いろいろある。でもやってやる。__という生への情熱。
僕は今、脚本を勉強しているのだけれど、__物語というのは、古今東西、主人公が困難にぶち当たって、変化して、乗り越えて、帰ってくる、という構造になっている。
なぜなら、僕らもいつもそうやって、新たな困難に遭遇するたびに、変化し、アップデートして、生きてきたからだ。
新しい職場。新しい環境。病気。怪我。災害。人災。今日までも、いろんなことがあって、その都度、自分をアップデートして、生きぬいてきた。
こんな今だからこそ、ニュー・バージョンの、こんな危機も乗り越えられる自分になろう、という気持ちを持つだけでも、世界は少し、明るくなる。
なんて、偉そうなこと言ってるけど、僕だって大したことはやってない。人によってやることは違うんだから。自分にできること。明るく生きること。
できるだけ家事はすべてやる。
いつも笑顔でいる。
下を向きそうになったら気合いを入れる。
朝飯をしっかり食べる。
イライラくよくよしそうになったら情熱を思い出す。
好きな映画や好きな小説や好きな漫画に触れる。
他人を気にしない。
疲れたら自分を鼓舞する。
遭難した雪山じゃねえんだ!できることはいくらでもある!
情熱の真っ赤な薔薇を〜♬
いちばんは、明るく生きること。さあ。
▲ カップ麺のあるしあわせよ。。。