体内時計を中心に体調が停滞していたので家人と岩盤浴へいってきました。
たっぷり質のいい汗をかくことでデトックス(解毒)効果があることは有名ですが、ちょっとした気持ちの持ち方で身体だけでなく心からも濁ったものを流し出して、心身が入れ替わったかのようにハッピーに再起動できます。
ということで、岩盤浴で心も一緒にリブートのススメ。
僕はいつも朝の8:30〜10:30まで2時間、「十五分入っては五分休んで水分補給してまた入る」を繰りかえします。
500mlミネラルウォーターのペットボトルを2本飲んでもなお、上がるときに計るとだいたい1kgは体重が減っています。
もちろんこれは痩せたわけではなくて水分が失われただけですが、1リットルの水を飲みながらなので単純計算すると2リットルもの汗をかいたということになります!
「恥と汗はかけばかくほどいいみたいですよ」と言ったのはたしか中島らもでしたが、たしかに汗をかくということは身体にとっていいことづくしです。
【一般的に言われている岩盤浴の効果】
●いい汗をかく習慣をつけることで代謝力が高まる
→ 燃焼系の身体になるのでダイエットが容易になる。
●身体を温めることで免疫力や自然治癒力が高まる
→ 病気に強くなる
●水道水・食品・排気ガスなどから蓄積された体内の有害金属を排泄することができる(デトックス)
→ 過労や不眠などあらゆる健康の障害を軽減する。
さらに僕は身体だけではなく、岩盤浴で心のデトックス(解毒)をしています。
いろんな岩盤浴施設を経験したわけではないのですが、だいたいこういうところは薄暗くて神秘的なBGMが流れていて、リラックスできるように心配りがされているものです(写真の部屋は明るいですが実際は顔の区別がつかないほど暗いところもあります)。
目を閉じて身体から力を抜いて寝転んでいると、半身を覆うゲルマニウム石によってほどよい「熱」に包まれてだんだん身体の芯から温まってきます。それはもう単純に「心地よい」以外の何ものでもないのですが、気持ちの持ちようでもっと心地よくなることもできます。
【僕が心のデトックスのために意識する3つのステップ】
●将来の大きな目標や夢を描く(現実から離れる)
誰にも邪魔されない非日常空間では、仕事や日常における近い目標ではなく、将来の大きな夢や目標を決めたり、現時点での方向修正をかけるようにします。
僕はいつも何かをやっていないと落ち着かないタイプなので、こういう環境を意図的に用意しないと自分の人生の「大きな流れ」を確認することができないんです。
だからここで自分が本当に「好きなもの」「大切にしたいもの」を確認して、「そもそも僕はどうしてこういうことをやっているのだろうか?」というところから考えていくと、次第に現実の些末な諸問題から心が解き放たれていくのがわかります。
●もらったもの、もらっているもの、これからもらうものに感謝する(幸せを確認する)
過去の楽しかった思い出や今現在の幸せなこと、そして未来に待っているであろうステキな人生を具体的に頭に描きます。
幼少期に好きだったあの娘や、大学へも行かずに飲み明かしていたあの頃、眩しかった青春時代などを思いだして、ありがとうを思います。「あの頃は楽だったから戻りたいなあ」なんて思ったらダメです。あの頃があったから今があるのだし、あの楽しさに感謝します。
同様に家族や友人や仕事や環境など、今生きているステキな日常、そしてこれから手に入れる輝かしい未来を具体的に脳裡に浮かべると、疲れている心にもゆっくりと栄養が行きわたっていきます。
●岩盤浴場から出てからやる「楽しいこと」を考える(現実に戻る)
ある程度時間がたってくると、水分補給をしてはいるものの、ビールのことを考えはじめます。お腹もいい具合に減ってくるので、鶏モモ肉の南蛮揚げとかざる蕎麦とかニラチヂミとかのことも考えます。家に帰ったらあれしよう、とか、仕事のことも考えます。
人生の大きな流れや、過去・現在・未来への「ありがとう」に身をゆだねて心地よくなったら、思考を現実に戻します。いつもだったら「帰ったらあれやらなくちゃな」と思ってしまう仕事や家事に対して「早くやりたい!」と思えるようになっていればリブート成功です。
上がったら家人と待ち合わせをして、昼からビールの大ジョッキを飲みながらお昼ごはんを食べて(今日はそば御膳)、家に帰ってお昼寝をすれば、もう元気百倍!
★そうそう、岩盤浴へ入ってリブートした日は調子に乗って夜更かししたり仕事バリバリは控えて、子どもたちと一緒に九時くらいに寝ることがいちばん重要かもしれないです(岩盤浴は疲れますからね。翌日に残さない)。
後編(流れる水と滞る水)はまたいずれ☆