Scarlett Johansson / classiks
とはいえ、妻子持ちの僕がおいそれと見知らぬ女性たちと関係を持ってしまっては身を滅ぼしかねないので、甘い誘惑に負ける前に対策を講じてみた。
メッセージのない唐突な「友達申請」は了承しない。
まず僕はFacebookを利用するにあたって、基本的に、メッセージのない唐突な「友達申請」は了承しないことにしている。それが知っている人であってもだ。
実名主義のFacebookは現実の生活と人間関係により密接なネットワークとして成功しているのだから、一言の挨拶もなくリクエストを送信してくる人は基本的にスルーさせていただく。もっとも挨拶も必要ないほど近い友人知人は例外であるが、そうではなく、どこかで一度お会いしただけの方の場合は、不作法を嫌うというよりは、今後のおつきあいとして考えた上で、了承しないことにしている。これは頑固なポリシーによるものではなく、保身である。
何はともあれ、見知らぬ人からの「友達申請」は了承しない。
メッセージの有無もそうだが、何はともあれ知らない人からの友達申請は了承しない方がいいだろう。
SNSには、オンラインで友達を増やして交遊を楽しむという側面があるが、現実世界をベースにしているFacebookでは「ネット上の友達」という概念はリスクにしかならない。「リアルな友達」とオンラインで繋がるのがFacebookであり、ここで友達を増やすという発想は捨てた方がいいだろう。
僕は基本的に、実際お会いしたことのある人しか友達にはならないようにしている。もちろん例外もあるが、詳細を書くと長くなるので割愛する。
リクエスト設定を「友達の友達」に限定する。
もっとも現実的な方法は、そもそも見知らぬ人からの「友達申請」をできないように設定してしまうことだ。
PCでもスマホでも「設定」 > 「プライバシー設定」 > 「私に連絡を取ることができる人」 > 「私に友達リクエストを送信できる人」へ進み、「友達の友達」限定にしてしまえばいい。
ただし言うまでもなく、共通の友達がいない人からはリクエストを送れないので、そういう場合はこちらからリクエストするか一時的に設定を変更する必要がある。また、友達の誰かがすでに見知らぬ美女と友達になっていた場合には、リクエストを送信できてしまうので注意が必要だ。
「魔が差す」という言葉があるように、普段は良識を持って生活していても、足を踏み外してしまうことがあるのが人間だ。ふいに美女の笑顔に負けてしまうこともあったりなかったりするかもしれないので、はじめから見知らぬ人からはリクエストできないようにしたほうが賢明だろう。