転んでも、砂をつかんで立ちあがることくらいは、できるかもしれない。[ 日刊CL*81 ] 2014/03/23

 

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先日、iPhone 5sを紛失した。

もはや生活の一部となっているiPhoneがないと、こんなにも不便であるということを再認識することになったわけだが、もちろん金銭的な実害も大きかった。

iPhone自体を買い直したのはもちろん、装着していたケースやガラスフィルム、モバイルバッテリーにLightningアダプタにいたるまでを含めれば、なかなかの出費である。

けれど、そこはやむなし!失敗はブログ記事に昇華させればいいのだ!

 

iPhone紛失事件の余波を受けて、さっきまでに5つの記事を書き上げた。

いろいろ買い物もしたし、携帯を探す方法や紛失時の手続きや遺失届の出し方、今後の予防策など、様々なことを学んだので、それらをすべて記事にしてしまったのだ。

「表現は、マイナスをプラスに変える魔法だ」

などという言葉を持ち出すほどの話ではないんだけど、少なくとも

「転んでも、砂をつかんで立ちあがる」

ことくらいはできたかもしれない。

この「砂をつかんで立ちあがれ」というのは、ビートたけしさんがオートバイ事故の顚末を綴ったエッセイ「顔面麻痺」の後書きに、中島らもさんが書いた言葉だ。

たけしさんは、生死をさまようほどのオートバイ事故を起こし、芸能人としては致命的な顔面麻痺にまでなってしまったにもかかわらず、復帰後には、テレビタレントとしても、映画監督としても、事故前よりも輝いた活躍を見せるようになった。

失敗しても、転んでも、砂をつかんで立ちあがって、目くらましに投げつけてやるくらいの気概を持て、というらものメッセージである。

ブロガーというのは、まさに、己の失敗を開陳し、他人と共有することで世界の一部となり得ている部分があり、これはじつに幸いなことだと思う。

けれど、映画監督でなくとも、ブロガーでなくとも、人は、どんな人からも、どんな事からも、つねに何かを学び、それを明日に活かせるはずだ。気持ちさえあれば。

で、また戻るのだけれど、どんな些細な失敗も、学びも、経験も、どこかで誰かが読んで、砂のひとつぶくらいの大きさでも、誰かの役に立てるという意味において、やっぱりブロガーは幸せだなあ、とそんなふうに思うのである。

「恥と汗は、かけばかくほどいいみたいですよ」

これも、中島らもの言葉だ。

言われなくてもわかってる。恥はじゅうぶんかいているので、ちょっと今から汗でもかいてこよう。

2014年3月23日午後2時00分。春の西日の書斎にて。

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