「カンカラ三線」という沖縄の楽器を買った。
蛇皮の本格的な三線と違って、空き缶に木の棒を突っこんだだけみたいなシンプルな作りが、とってもポップでかわいいやつ。
価格はリーズナブルだけど、いい感じにチープで切なく、それでいてきちんと南国の音がする。
僕らの疲れた心を癒やす南国の音色。カンカラ三線を知っていますか? | CLOCK LIFE*
三線工房 まちだ屋の『カンカラ三線スタンダード Aセット』
沖縄にある三線専門店「まちだ屋」さんから購入。本サイトからも買えるけど、僕はAmazonから。プライムには対応していないので別途送料がかかる(関東¥870)。
注文してから三日くらいで届いた。箱のデザインが沖縄っぽすぎてテンションが上がる!これふつうにカッコイイですよね。
カンカラ三線で踊る陽気なシーサーたちと「踊てい遊ば」の文字。なんて読むのかわからないけど、雰囲気は伝わってくる。
箱から出してみると、ホントにホントに空き缶だ!わかってたけど、ホントにそのまま空き缶だ!
同梱物はこちら。チューニングの方法や弦の張り方、安里屋ユンタという伝統民謡の楽譜などが載ったチラシ、三線の初心者向け教本、バチなどが入ってます。
おまけに沖縄の魔除けが入ってました。こういうの嬉しいですよね。左にあるのが三線専用のバチ。
エレキギターやウクレレとの大きさ比較。サイズ云々よりも、とにかく構造がシンプルなやつだなあカンカラは。
ヘッドに印字されたまちだ屋さんのロゴマークがイイ感じ。
裏側から見たところ。ゴリゴリと手作業でくり抜いた感じがそのまま出てる。
ネックは木材にヤスリをかけただけで、ニスが塗ってあるわけでもないので、手触りはとても滑らかで気持ちいい。
缶の裏側。まちだ屋さんのURLがこんなところに。
こちらも空き缶に穴を開けてネックを突っこんだそのまんまの感じ。
くり抜いた缶の縁は鋭利で危険なので、テープでしっかり保護されてる。
ここだけは本物の沖縄三線と同じっぽいですね。
バチが思ったより使いにくそうだったので、慣れてるピックを使うことに。教本にもピックのほうがいいよって書いてあったし。
いい意味でホントにチープでかわいい楽器だ!
もうその見た目からしてチープでカワイイやつ。
空き缶に木の棒だけなので、ものすごく軽く、キャンプやアウトドアにも最適。なにより気だるい夏の午後に、このチープで切ない音色は、忙しない毎日を送る僕らの心を癒やしてくれるはず。
基本的にコードではなく単音で伴奏をする楽器なので、経験のない人でも、すこし練習すれば弾けるようになると思います。
ちなみに僕は買って3日間くらいで(練習したのはトータルで1時間くらい)、「島んちゅぬ宝」とか「大きな古時計」とかの簡単な練習曲は弾けるようになりましたよ。
フレットがなかったり、チューニングが慣れるまで難しかったり、ギターやウクレレ経験者でも最初は戸惑うところはあるかもしれないけど。
チューニングのコツとか初心者が選ぶべき練習曲とか、実際にカンカラ三線を楽しんでいくポイントは、次回紹介します。
手作りで楽しみたい方はこちら
カンカラ三線本体を自分で製作するキット。と言っても簡単な組立程度らしい。
弦楽器を弾いたことのないまったくの楽器初心者の方はこちら
チューニングに慣れていない初心者は、チューナーがセットになったこちらがオススメ。教本がないと多分なにもできない。
ギターやウクレレの経験がある方はこちら
僕が買ったのがこれ。教本とばちがセットになったやつ。チューニングはiPhoneアプリとかでやってる。