Brazil 2 x 2 England / Digo_Souza
四年前の前回大会の頃は、今と同じ家に住んで同じ会社で働いていたので、よく憶えてる。 圭佑が南アフリカで無回転フリーキックを決めたのは、つい先日のことのようだ。
その前のドイツはあんまり覚えていない。 八年前と言ったら、茅ヶ崎に越してきたばかりの頃だろうか。あの頃は新天地での新しい人生のはじまりに心を踊らせて、サッカーを見ている暇なんかなかったのかもしれないな。
その前はと言うと、ええと、日韓大会か。 十二年前といえば、僕はまだ二十代で東京か埼玉らへんに住んでいたはずだ。 あの頃の僕は、十二年後の僕がこうして海辺の街に住んで、三人の子どもたちと暮らしながら、サッカーのことをブログに書いているだなんて夢にも思わなかっただろう。
その前はどこだっけ?ああフランスか。ヒデがまだ世界に注目される前、僕は二十代前半で、なんでもできると信じていた。
その前のアメリカ大会は、なぜか強烈に覚えてるんだ。 大学生になってはじめての独り暮らしの部屋。夜通し友だちと酒を飲んでから、明け方キックオフの決勝・ブラジル対イタリア戦を見た。
バッジョの痛恨のPK失敗で幕を閉じた大会は、僕にとって特にセンセーショナルな話題があったわけではない。
けれどあの煙草の煙にむせぶ六畳ワンルームに差しこむ強烈な朝陽と、ピッチにくずおれる青いユニフォームの残像が、なぜかとても眩しく脳裡に焼きついている。
あれはちょうど二十年前なのか。ぼくも年をとったものだ。
とは言っても、まだまだ半生を振り返るような歳でもない。そして今の僕は過去のどの僕よりも全力で毎日を走り抜けている。
今週からはじまるブラジル大会も楽しみだが、四年後のロシア大会のときに、僕や僕の家族が、どこでどんな顔して暮らしているのかな、と想像すると、妙にワクワクしてくるのである。
2014年6月8日午後6時30分。リビングのソファにて。夕方はまだ涼しいね。今日はお風呂に浸かりながらiPhoneでこれを書いてみた。技術やノウハウも大事だけど、まずはフリックの鍛錬が必要だね。
「僕と、僕らの毎日」
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