最近いろんなところでNHKテレビ小説の「あさが来た」という言葉を耳にする。
友だちやちょっと遠い知人、ネットで見かける有名人なんかが話してるところに遭遇するのだけれど、耳にするのはあくまで「あさが来た」というタイトルであって、どんな物語であるとか誰がどういう役を演じているだとかは誰も教えてくれないので、ボクはこのドラマについてまったく何も知らない。
そう思って今インターネットで調べてみたら、ヒロインは波瑠さんという綺麗な女優さんで、ちょうど今日放送が終了したという。
僕が40歳を過ぎてNHKテレビ小説について語る人たちがまわりに増えたからなのか、このドラマの何か特別な一部分と最近のボクの何かが共鳴したのかはわからないけど、なんだかぼんやりと気にかかるのでNHKのホームページを覗いていたら、4月4日(月)からは「とと姉ちゃん」という次のドラマが始まるという。
サイトを開いた瞬間これには惹きつけられた。なんと言ってもヒロインが高畑充希さんである。
最近は綾野剛さんや堤真一さんと出演しているauのCMで美しい歌声やコミカルな演技を披露している若手注目株の女優さんである。
ボクにとって日本人の女優さんの「まんなか」にいるのはいつも大竹しのぶさんで、だから若くて美しくて才能のある女優さんが出てくるとすぐに「大竹しのぶの後継者がやっと出た!」と大騒ぎするのだけれど(メッシが出てくるまでアルゼンチンのサッカー少年がみんなマラドーナの後継者と呼ばれたように)、今回も例に漏れず一人ではしゃいでいるのである。
ちなみにこれまでボクが大竹しのぶさんの後継者だと騒いできたのは、圧倒的に蒼井優さんと満島ひかりさんの二人だけだったのだけれど(池脇千鶴さんがその少し後ろにいらっしゃる)、最近黒木華さんにもやられていたところへ、高畑充希さんの登場である。
蒼井優・満島ひかり・黒木華の三人は僕があれこれ言わずとも誰しもが天賦の才を認める女優さんだけれど、高畑充希さんは良い意味で女優としての重厚感がないというか、いわゆる天才女優、大竹しのぶの後継者という延長線上にいないところが、よくわからないけれどなんだかボクはうれしいのです。
ということで、数十年ぶりにNHKテレビ小説を毎回録画して楽しんでみようと思ってます。
あと黒木華さんが主演している岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』も見にいかなくちゃね。