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毎月参加している「映画ファンの集い」のはからいで、ヤバすぎる映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジョージ・ミラー監督の来日記者会見へ行ってきたんですよ!

お茶目でかわいい記者会見の模様は、シネマズに記事を書いたので読んでくださいね。

目の前にジョージ・ミラーがいるなんて、数年前なら想像もできなかった!

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この日は慣れないマスコミ記者席に座って、しかも天下のジョージ・ミラーが出てくるっていうんだから、はじめっから興奮気味だったんですね。

でもいざ本人が出てきたら、もういきなり僕のボルテージが最高潮に上がっちゃって、思わず拍手をしながらぶんぶん手を振ってましたよ。もう少しで「ヘイ、ジョージ!」って叫んでしまうところだった!

シネマズにも書いたけど、すんげー気さくなおじいちゃんなんですよジョージ!

笑顔超素敵!

メチャかわいい!

ナイスおじいちゃん!

ミラー監督が神と崇める宮崎駿監督とか、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の押井守監督とか、ちょっとおっかないじゃないですか?

「ヘタなこと言ったら怒り出しちゃうんじゃないの?」っていう危険な匂いがあるでしょ。

ミラー監督はもうその対極!

何しても許してくれそうな、のほほんとした包容力の塊で、むしろジョージと呼びたいくらい。いやグランパか。

そんな雰囲気で気さくにいろんな質問に応えてくれるジョージなんだけど、話を聞いてるうちに、だんだんと、いや待てよ、この気さくなおじいちゃん、やっぱりとてつもない人なんだよな!って、今度はそういう興奮がまた再燃してくるわけです。

だってあの「マッドマックス」シリーズ作った人ですよ!

そんな人が目の前にいて、ニコニコ笑ってるんですよ!

数年前まで肩をバキバキにして眉間にしわを寄せて無理やり会社に行っていた僕が、そんなジョージの目の前で、こうして興奮とともに笑っているなんて!

誰がそんなこと想像したでしょうか!?人生スゴイぜスゴすぎるぜ!

ずっと好きなことをやってきた人の、本物の「笑顔」

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ジョージ・ミラー監督を超ざっくり説明しますと、『マッドマックス』シリーズというカーアクション映画の金字塔を作りつつも、『ベイブ』や『ハッピーフィート』などのファミリー向け映画も撮っちゃうようなオーストラリア出身の監督・プロデューサーです。

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(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
もともと医大生で、救命救急医をやっているときに、交通事故で一歩間違えたら死んでしまうような大ケガを負いながらも「俺〇〇km出したぜ!」とか「今日の俺の走りすごかっただろう!」とか自慢している若者の狂気に触れて、マッドマックスを作ったんだそうです。

 

で、シリーズ3部作が終わって、子どもが生まれたので、ファミリー向け映画ばかり見ていたら、今度はそういうのが撮りたくなって『ベイブ』や『ハッピーフィート』が生まれた、と。

何それ超自然体!

『マッドマックス』と『ハッピーフィート』を同じ人が作ったとは、とてもじゃないけど信じられないんだけど、でも実際そうなんですよね。

それはジョージだけじゃない。僕らだってマッドマックスの「狂気」と、ハッピーフィートの「愛情」を同時に持ち合わせた複雑な人間ですよね。

ふつうは、自分の得意分野や過去の作品の流れ、方向性なんかを意識して、同じような作品が多くなるものだけど、ジョージはこんな真逆の作品を、超自然体でどんどん出していく。

それってつまり、まわりの声とかをまったく気にしないで、とことん「好きなことをやっている」んですよね!

「ウワー若者狂ってるー!」っつってマッドマックス撮って、子どもが生まれたら「家族サイコー!愛おしすぎるー」っつってファミリー映画撮って、子どもが成人したから「もっとすんげーマッドマックス撮りてー!」ってなった、と。

もうただやりたいこと・好きなことだけやってる子どもみたいな人なんじゃないでしょうか。

だから、笑顔に曇りが、ない。

作っていない本物の笑顔なんじゃないでしょうか。

太宰やカート・コバーンのような、「苦しみの果て」にある芸術もあります。そうでなければ表現できない「痛み」が教えてくれることもたくさんあります。

でもね、僕はジョージ・ミラーみたいに生きたいな。

この日は僕以外の記者やカメラマンの皆さんも、終始本当に楽しそうに笑ってましたよ。

みんなを笑顔にするって、そんだけでこのおじいちゃんハンパねーなーって思いました。

うん、みんなありがとう!

そして、そんなジョージが作りあげた、もうヤバすぎてあんぐりと口を開けるしかない怒濤の映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を、ぜひ劇場で見て・感じてください!

何も考えないで、楽しんで!