ハリルホジッチ監督ってたしか、柔軟な対応と多彩な戦術がウリとか言ってませんでしたっけ?

ところがW杯二次予選のフタを開けてみれば、

  • 予想通りガチガチに引いて守ってきたシンガポールに、最後まで中央突破一辺倒の工夫なき采配
  • 後半からのメンバーチェンジも戦術変更もなし
  • 慌ててくると、明確な戦術なく、お気に入りの若手FW3人(大迫・原口・武藤)をただぶっこむだけの選手交代
  • 選手たちとの良好なコミュニケーションも試合中は見えず。むしろ仲違いした親子のよう。

と、前評判と親善試合でのあの余裕はどこへいっちゃったの?というていたらく。

これじゃセルジオさんじゃなくたって怒りますよ(笑)。

 

またしてもサッカー協会に騙されちゃったんですかね?

ハリルは「日本は今のままでもちょっといじれば強い。アジアなんか余裕」って思わされちゃった?

僕らサポーターは「あのドイツに善戦したアルジェリアを率いた戦術家のハリルで代表が生まれ変わった!」って思っちゃった?

そうかもしれませんね。

アルジェリアを率いる以前などキャリア全体を見てみると、ハリルホジッチはどちらかというと頑固で頭の固い人のようなので、9月の次戦にどう持ってくるかが見物です。

途中交代された香川真司のふてぶてしい態度

香川真司はよかったと思います。

絶好調には遠かったけど、心も身体も上がってきてるはず。

キーパーの神セーブに止められたけど、シンジのあんな強いシュートは久しぶりに見た気がします。

だから自分でどんどん打ってたし、雰囲気もあったので、本人も「いける!」っていう気持ちがあったんでしょう。

真っ先に交代させられてベンチに下がるとき、ハリルがそこにいるのわかってるのに、半ば無視するような感じで、しょうがなくタッチはしてたけど、すんげーふてぶてしかった。

いいコちゃんでがんばり屋さんのシンジくんが、あんな態度をとるってのは、これはいいことですよ!

どんどんふてぶてしくなって、上から見下ろしてニヤニヤするくらいになってほしい。

プレースタイルだってそういうとこじゃないですか、彼の良さは。

細かいテクニックでチョコチョコと相手を翻弄して、常に敵の裏をかいてニヤリとする。

 

親にちゃんと反抗しよう!

 

初期ドルトムント時代の栄光とか、マンU時代の反省とか、代表で圭佑ほど活躍できない焦りとか、そういう「思いこみ」に縛られて、本来の力が出せなくなってる。それが今の香川真司です。

「反抗期をちゃんとやってこなかった人ほど、大人になってからも親の価値観に縛られて苦しんでしまう」

とよく言うのだけれど、シンジも親(監督)にもっと反抗的でいいと思うよ。

少なくとも昨日のシンガポール戦は、子ども(選手)たちより、親(監督)に非があったんだからさ。

僕が何度も言うとしつこいけれど、シンジは「好きにやっていい」と思う。

そんだけの選手なんだから。

点も取らなくていい。

ゴールはわかりやすい結果だけれど、もっと好きに動けばいい。

圭佑に引き寄せられるな、メディアの声に耳をふさげ。

好きなように楽しんで!

あんたならできる!(栄おばあちゃん『サマーウォーズ』)