ブログを書き始めて二ヶ月。未熟ながらも定期的に更新できるようになってきたRKlock_です。
今日は本ブログ【KLOCKWORK APPLE】のタイトルについてのお話をします。
キューブリックのパクリ?
うん、そう。
ネタ元はスタンリー・キューブリックの名作「時計仕掛けのオレンジ(原題・Clockwork Orange)」。映画少年だった頃に大好きで何度も観た映画です。
「デジタルなみかん」というありえないタイトルがクールです。
ちなみに手塚治虫先生が「時計仕掛けのリンゴ」という漫画を残していますが、これもこの映画(原作)にインスパイアされたようです。
ずっとAppleが好き。
僕は物心ついた頃からの純然たる「りんご病」患者で、コンピュータはMacintosh、つまりApple製品しか所有したことがありません。
若い頃夢中になったアメリカ映画に出てくるコンピュータには、必ず虹色のリンゴマークがついていて、象牙色の無機的な筐体にまぶしく輝いていました。
当時の僕にはパソコンで何ができるのかなんてわかりませんでしたが、「大人になったらきっとこのリンゴマークのコンピュータを買うんだ」と強く思っていました。
デジタルへのジレンマ
僕は基本的にはアナログなものが好きです。
音楽はアコースティックギターやウクレレ、ピアノが好きだし、海が好きだという理由で湘南に移住して、アウトドアが好きなのでキャンプにもよく出かけるし、クールでモダンな家よりは昔ながらの和風古民家が好ましいです。
暖かいところに住んで、美味しいものを食べて、愛する人たちに囲まれてウクレレでもあれば、MacもiPhoneもクラウドもいらないと、基本的には思っています。
だけど、そうも、いかない。
情報が氾濫し、時間が足りなくなった現代をスムースに生き延びるためには、どうしてもデジタルツールが必要になります。
自分にとって必要な情報を取捨選択するにも、時間に追われてゆっくり会うことができなくなった友人たちとコミュニケーションを取るのにも、家族との美しい思い出を写真に残しておくのでさえ。
人間はみんなそうなんですけどね。心や体は空と海を求めているのに、利便性と効率を求めるあまりに出来上がってしまった二進法の世界であくせく蠢いている。
電力の供給が止まったらどうするんでしょうか。
自分もデジタルの分野での成功を夢見ているくせに、そんな青臭いジレンマをいつも身の底に抱えています。
二進法の林檎
スティーブ・ジョブズは「高性能な製品ではなく、人が感動するような製品をつくりたい」と常々言っていたそうです。
Appleという企業がここまで大きく成長して競合他社たちとの差を広げたられたのは、Apple製品が人間のアナログな感性に訴えかけるからではないでしょうか。
音楽や写真、映像を愉しむ、といった、効率や利便性ではなく「精神的な豊かさ」 のための製品をつくるからこそ、多くの人々に支持されるのでしょう。
微力ながら僕も、もはや必要不可欠となったデジタルツール(二進法の林檎)を用いて、多くの人々の心に豊かさや元気玉を届けられたら、という気持ちを込めて、このタイトルをつけてみました。
愉しみながらがんばって書くんで、よかったら読んでくださいね。