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西伊豆二日目。北側のマーメイド・ラグーンを堪能して、南側の岩場でソラスズメダイと戯れて、いしい食堂で古き良き海のメシを食らって、浮島海岸をあちこち撮影して、また海に潜って、朝から晩まで文字通り海三昧の一日。
早めにあがって、近くのホテルや旅館の日帰り温泉へ出かけようと思ったのだけれど、問い合わせてみると、どこも夏のあいだは日帰り入浴をやっていないということで断念。
ぶっちゃけ五輪館はお風呂がちょっとアレなんだけど、ささっと汗を流して、缶ビールをぐいっとやって、エアコンの効いた部屋の畳に横になると、どどっと疲れが出て、しばしのまどろみ。
こういう、夏休みの子どもみたいに限界まで身体を使い切るのって気持ちいいね。
▲ 今夜も魚づくし。ちょっとした手違いでメニューが予定と違ったんだけど、エニウェイ通常より豪華になったので万事オッケー。
▲ ママが楽しみにしてた金目鯛の煮付け。
身がほろほろなのは言うまでもなく、煮汁の味つけが絶妙でね。濃すぎず薄すぎず、長いあいだ毎日のようにこしらえているからこそ出せる味。とっても大きくて大満足でした。
2018年8月8日 さよなら五輪館
▲ 昨晩も泥のように眠ったので、朝からバリバリいただきます。
高級旅館の豪勢な朝食もわるくないけど、わかるかな、この料理の力の抜けたちょうどよさ。朝ってこれくらいでいい。
っていっても皿数たくさんだけどね。
▲ ありがとう五輪館。ありがとう真夏の方程式。
ということで、チェックアウトして出立。
おばあちゃんとお母さんと娘さんだったと思うんだけど、ご家族のもてなしが本当にあたたかくて、素敵な宿でした。
今でもこういう昔懐かしいところってあるんだね。サッポロの自動販売機がいいでしょう?
クルーズをあきらめて堂ヶ島探検へ。
この旅のもうひとつの目的は、堂ヶ島から出る舟で西伊豆の近海をクルーズして、天窓洞と呼ばれる海の洞窟をめぐることだったのだけれど、台風が近づいているということで、本日は残念ながら欠航。
▲ ともあれとりあえず堂ヶ島へやってきました。五輪館から十分かからないくらいかな。
▲ ここから舟に乗るはずだったのだけれど。
▲ もちろんやらない手はありません。
▲ クルーズの代わりに堂ヶ島を探検。
▲ なかなか迫力のある奇岩の風景。
▲ 疲れ知らずの子どもたちはどんどん進んでく。
▲ 写真で見るとスゴい崖を登ってるみたいだな笑。実際のところは現地でご確認ください。
▲ パパは息絶え絶え。
▲ 伊豆らしい海と岩と木々。
▲ ここを登ってきた。
▲ 東屋でひとやすみ。
▲ 堂ヶ島の見どころのひとつ「三四郎島のトンボロ」。
トンボロというのは、干潮のときにだけ海に現れる道(州)のことで、フランスのモンサンミシェルが有名だね。
左に見えるのが三四郎島。
▲ このときは潮が引いていたので、かろうじて渡れそうな感じ。
▲ 渡ってる人が見える。寄せる波で道が見えなくなってるけど、これくらいのほうが楽しいのかもしれないね。
▲ そこから下っていくと……。
▲ 「天窓洞」を上から眺める場所がある。
▲ よく晴れた日には、イタリアの「青の洞窟」のように海底が輝くらしいんだけどね。
▲ 舟が出ていればこんな感じに洞窟をクルーズできたんだけど(参考:堂ヶ島マリン)
▲ 帰り道にあったお土産屋さんへ。
▲ 貝殻の飾りがノスタルジックでなんだか心地よい。
二つセットで安くしてくれたおばちゃんありがとう。約束通り宣伝しておいたよ。
皆さんも堂ヶ島天窓洞近くの貝殻屋さんへどうぞ。
▲ 書斎の窓に吊った。ささやかな音が涼しいよ。
堂ヶ島クルーズができなかったのは残念だったけれど、秘密の場所めいた浮島海岸の美しい海は最高だった。
あのへんは車じゃないとアクセスがむずかしくて、駐車場の数も限られているので、ひっそりと静かな入り江が保たれているんだろうね。
五輪館をはじめ、近隣には民宿やペンションがいくつかあって、かまえずリラックスした旅にちょうどいい感じなんだと思う。
キャンプも楽しい、快適なホテルも楽しい、そしてその中間くらいにあるこういう民宿の旅も楽しい。
「来年も来たいね」って、そう子どもたちと言いあえる旅ができると、日々の退屈な営為も、すこしは輝きだすかもしれない。
さあ、まだ夏は終わらないね。