ある晴れた休日の朝。中学時代の友人が大きなアメリカのオートバイをドコドコいわせながらやってきた。
都内でガレージを営むゴスケは、愛車の一台であるハーレーにガソリンを入れがてらその辺を流すだけのつもりが、心地よい夏の陽気に流されて、茅ヶ崎まで足が伸びてしまったそうである。
わかる、わかるぞゴスケ……。殺人的な猛暑がすこし衰えて秋めいた風の吹くこんな気持ちのいい日に、ついアクセルをよぶんに開けてしまうのはオートバイ乗りの性というもの。
ちょうどいい。午前中は書斎で書き物をしていた俺だが、昨晩の不本意な深酒による不調で気持ちがダレていたところだ。
いさぎよくあきらめて、ゴスケとウッドデッキで旅の話をしたり、オートバイの話をしたり、西伊豆の話をしたり、これまでとこれからの話をして、気持ちのいい時間を過ごした。
▲ 俺はアメリカン乗りじゃないと思ってたけど、意外と似合うかもしれない。テンション上がるな。やっぱ大型取るかなあ。
▲ 昨年、ゴスケが蘇らせてくれた24年前の沈没船ダックス号なんだけど、なんだかんだ放置気味でいたら電飾系がまた不調に。
▲ ヘッドライト、テールランプは点くんだけど、ニュートラルランプとかウィンカーとかが点かないので原因を調査。
▲ こりゃサーキットテスターがないとダメだなってことになって、昼飯がてらホームセンターへ。
今日は平塚の「花水ラオシャン」へ。前回は「大黒庵」だったので。都内在住の友人に二大平塚系ラーメンを食べさせて俺がご満悦。
▲ わが家にはバラす道具がないってんで、ユニディでリーズナブルな工具セットを購入。これがいっこあれば、家もオートバイもだいたいなんとかなりそう。
ホントなんでも入ってて男の子はテンション上がるね。俺もオイル交換くらい自分でやるか。
▲ ところがテスターが動作不良でなかなかうまくいかない。
とりあえず時間も時間なので、今度ガレージに遊びにいくついでにカングーにダックスくん積んでいくことに。
やっぱ近所を流すのにダックスくんがサイコーなんだよねえ。
▲ ちなみにゴスケのハーレーは1350cc。うちのカングー1200ccでっせ笑。
買い物に出かけたときに、ゴスケがカングーのターボ車独特のキーンという高音の走行音を聞き分けてたけど、俺にはサッパリわからん。もう慣れちゃってこの音がデフォルトになってるしな。
のんびりオートバイをいじったりあれこれ話したりしているうちに、またオートバイ熱が上がってきちゃったね!
俺が中高生の頃って、渋谷を歩いてるとヤマハのSRを見かけない日はなくて、俺のオートバイへの憧れはやっぱりSRがルーツにあるんだなあと再確認して、一度はSR乗りたいなあなんて思ったり。
同時にあの頃はホンダのスティードってアメリカンが流行ってて、あれも今乗ったらカッコいいかなあとか。
ともあれ、まずはKawasaki 250TRとダックスくんをあれこれ手入れしてかわいがってやろう。
とりあえずTRのほうはミラーとグリップ換えて、フェンダーもメタルっぽくしようかな。ディスク・グラインダー買ってマフラーのサビをどうにかしようかとか考えたんだけど、いっそのことマフラーも換えるか。ゴスケに相談すっぺ。
猛暑の夏が終わると、一年のうちでいちばん素敵な九月がやってくる。この季節はオートバイ乗りにも最高の時期だからね、箱根でも流したいねえ。
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