名古屋で食べた『味仙』の強烈な味が忘れられなくて、新橋で食べてきたよ。
一緒に行った友だちに「そんなにうまいの?」って訊かれてたんだけど、まあなんていうか、「超絶うまいよ!」っていうわけでもなくて笑。
オレの場合、名古屋で、なんか有名らしいし、とりあえず食っておこうか、って感じで、ちょっと舐めてて、時間もなかったし、とりあえずいろいろ頼んでガツガツ食ってたら、「あ、うめえ!辛え!でもうめえ!辛え!」ってハマった感じなの。
まあいわゆる超ジャンク。パンチ力だけはハンパないボクサーがブンブン振りまわしてるような大ざっぱな味が、ガツンとハマる。
ちなみに、名古屋の〈大名古屋ビルヂング〉の味仙のおじさんに聞いたところによると、味仙は兄弟がみんな独立してるらしくて、いろんな系列があって、新橋店はまた別だということで。
▲ これがオレを虜にした〈子袋〉。豚ちゃんの子宮ですね。もうメッチャコリコリしてる。コリコリコリコリコリコリコリ。
もう見た目から名古屋で食ったのとは違うね。ネギがたくさん入ってるし。
食べてみると、ああ、ぜんぜん違う。酸味がきいてるのかな、すごくサッパリしてる。
うまいはうまいんだけど、パンチに欠ける。
ディフェンスとフットワークを憶えて万能型になった感じ。
▲ ちなみにコレが名古屋で食ったやつ。
ネギが入ってなかったし、明らかにコッチのほうがコッテリしてて辛くて強烈で、口に入れた瞬間持ってかれた。
優劣はないけど、オレは断然名古屋のほうがいいね。
▲ 手羽先。名古屋と同じく、甘辛の味つけ。
▲ 名古屋では食べられなかった〈あさり炒め〉。
ウマイね、ウマイ!
ニンニクヤバい笑!
スープの下をレンゲですくうとアホほど出てくるガーリック・パラダイス笑!!!
ニンニクパンチと辛さがウマイんで、あさり食べ終わっても、後で炒飯にかけて食おうって残しておいて、ずっと啜ってたよ。
▲ もう一品、オレが名古屋で頭を垂れた〈麻婆豆腐〉。
これもウマイけど、ぜんぜん違う。基本は同じなんだろうけど、名古屋で食ったのはもっと胡椒がきいてて、さっぱりしてるのにコクがあって、初体験の味だったもんな。
▲ 餃子。辛いのもあったけど、他のもぜんぶ辛いのであえてふつうので。
コレももちろんニンニクサイコーよ。
▲ 降りそそぐニンニクパンチに圧倒されてたけど、ここへ来てニンニク・チャンピオン登場。〈ニンニク・チャーハン〉。
あえて言おう。多大なリスペクトを込めて「バカじゃねーの!」と笑!
見える?この白くて大きなカケラ。コレまんまニンニクなのよ。
ふつうニンニクって、微塵切りにして香り出すとか、大きくてもきちんと火を通して味を出すわけじゃない?
でもコレは、たぶん包丁の背でガツンと潰しただけのデカい塊を、チャチャッと炒めてるだけだから、限りなく〈生〉に近いわけ。
食感も、辛さも、しっかり残ってる、ザ・ニンニクよ。
ニンニクって、火を通さないで食うと、地下室に幽閉したくなるくらい臭くなるのよ。ハンパじゃない。
でも、だから、コレが、うまいんだなあ笑。
▲ どこをすくっても、大粒ゴロゴロ笑。
▲ 〆は、ここの名物〈台湾ラーメン〉。
ニンニクとニラと辛みの効いた、台湾にはない台湾ラーメン。
コイツもおいしいんだけど、それまでに散々ニンニク&辛みパンチを食らって、ビールだハイボールだやってたんで、あんま憶えてないや笑。
料理に限らず、愛おしいほどぶっ飛んでるモノっていいよね笑。
オレはいつもそういうモノや人には、敬愛を込めて「バカじゃねーの!」って言っちゃう。
マセラティとかフェラーリとか走ってるの見ると、バカじゃねーのって笑っちゃう。だってあんな高価な車って、どっかバカじゃない?
でも、そんなバカなモノで遊んじゃうのが、サイコーにオモシロいわけで。
ぶっ飛んでてサイコー。だからF1もオモシロい。
バカなくらい突き抜けると、違う世界が見えることがあるよな笑。
ニュー新橋ビルにあるってのもあって、サラリーマンが多かったけど、けっこう女性もいっぱいいたよ。女の人もけっこうこういうの好きだよね。
帰りにブレスケアくれるけど、こんなに食っても効くのかしら笑。
また行こーっと。じゃあね。