「睡眠が一番大事だって言ったろ?」
って、自分によく言ってる。
選択に迷ったり、困ったり、どうしていいかわからないとき、ああだこうだ理屈で考えるんだけど、それってだいたい、無駄なことが多いんだよね。
元気なとき、かろやかなときは、答えなんて、何もしなくても見えるもの。ボブ・ディランじゃないけど、答えはいつも風の中に吹いてる、マイフレンド。
迷ったり悩んだり苦しむのは、疲れだよ。ちゃんと眠れてないからだよ。
と、喝破してしまおうか。
精神疾患で通院してる人は、まず医者に「眠れてますか?」って訊かれるんだってよ。忙しい医者だったら、それだけで終わっちゃったりしてさ。
少なくともオレの場合、睡眠度と元気度、幸福度はガッツリ比例してる。
昨日までああだこうだ考えまくってモヤモヤしてたことも、ぐっすり眠れた翌朝には、「はて?それの何が問題なのよ?」ってなってる。
理屈の井戸に落ちてあれこれ考えすぎてるときって、オレ、寝てる間にガチガチに力んでるらしくて、朝起きると肩と背中がバキバキに固まってるの笑。
それで、肩甲骨剥がしとかヨガに詳しくなったけど。
睡眠の質に問題があるってわかってからは、寝る前にスマホに触らないとか、カフェインを摂る時間に気をつけるとか、いろいろやってみたけど、そういうのは付け焼き刃だね。効果はあっても微々たるもの。
そんなんより、心を完全に解放して、全身から力を抜くだけで、ぐっすり眠れる。
けど、ね、わかりますよ。それが一番ムズカシイって。
でも、説明はできないけど、コツを掴むと、理屈じゃなく、できるようになる。
ただ、ベッドの中で、心と身体、自分の存在が溶けてなくなるくらいのイメージで、力を抜く。過去も明日もない。何もない。自分もいない。
イヤ、そんな理屈考えてないな。今、説明するのに便宜的にこう書いたけど、イメージも何もないわ。ただ、すべてを、ゆだねる。
無理やり言語化するなら、
何もしなくても、すべてはうまくいっている。すべては、大丈夫。
というイメージに包まれたら、誰だって必要なだけ熟睡するわ、って話なんだけど。
股ぐらで眠る猫や隣に寝てる家人を蹴っちゃわないだろうかとか、まったく気にせず全身を伸ばすと、心身がベッドに沈んでいく。蹴っちゃってるかもしれないけど笑。
そうやって眠ると、翌日は超元気。
なんでもガンガンやる。
まあだから、人生ってのは、基本的に、余計なことしないで、好きなこと楽しいことを選んで、ウキウキ生きてたら、すべてうまくいくのよね〜っていうのを、疲れると忘れちゃうってことだよね。
忘れちゃうっていうか、疲れたら、身体弱ってんだから、脳が防衛本能でそう思わせるんじゃないの?知らんけど。
いい天気だね。もう秋も終わりかしら。じゃあね。大丈夫よ。
▲ 眠るのが仕事なのにゃあ。